<日本語/English> 第58回体育祭2日目、応援合戦が3年ぶりに対面で復活しました。
2022/05/15
The performance by the cheer squad was shown on the second day of the Sports Festival.
オンラインと対面のハイブリッド開催となった第58回体育祭。2日目のクライマックスは3年ぶりに対面で復活した応援合戦です。
応援合戦はNHK紅白歌合戦に演技出場したこともある武庫川女子大学体育祭の名物。学科ごとに振り付けや衣装の早替えなど特色が受け継がれてきましたが、コロナ禍で2020年度の体育祭は中止、2021年度もオンライン実施でひな壇での演技ができず、経験者が4年生のみに。「このままでは伝統が途切れる」と、危機感を抱いた体育祭実行委員会が応援合戦への参加を各学科に呼びかけ、大食応援団による対面実施が実現しました。
演じるのは食物栄養学科の1年生ら43人。4月に練習を始めて1か月弱、4年生12人が指導し、朝夕と授業の空き時間に練習を続けてきました。感染予防のため、1週間に1回以上、PCR検査を受け、換気とマスク着用を徹底。途中、メンバーの入れ替えもありましたが、日に日に結束力は強まりました。
午後1時。観客が入った公江記念講堂の緞帳が上がり、ひな壇の上の応援団が姿を現しました。黒服に白塗りの顔、ひっつめの髪。軽快な音楽に合わせ、カラフルに色分けした腕が、縦に横にそろって動きます。両腕を上に伸ばす「たけのこ」、上着を開け閉めして中の色で人文字を作る「パタパタ」など、「大食応援団」ならではの動きが次々と展開。そこに「食材を盗まれた女の子をルパン三世が救う」というストーリーが重なります。定番の「キューピー3分クッキング」のテーマソングが流れると、会場から手拍子が沸き起こりました。
演技はほぼノーミス。会場の拍手はなかなか鳴りやまず、最後のポーズが決まると、演じる人も、会場で見守る4年生も涙があふれました。応援団長の食物栄養学科4年、田中友里子さんは「練習でミスしていたところも見事にそろって感動しました。踊り切ってくれてうれしい」。演じた食物栄養学科1年、和田彩花さんは「終わったとたん、気持ちが高まって号泣しました。指導してくれた先輩に感謝です」。観客の1年生たちは「かっこよかった」「すごく練習したんやろうなあ」と、初めてみる応援合戦に圧倒された様子でした。
大食応援団には、体育祭実行委員会から感謝状とトロフィーが贈られました。体育祭はこのほか、オンラインでのエクササイズイベントやお楽しみ抽選会、チャレンジ動画で「いいね」数が多かったバドミントン部、体操部、硬式テニス部の表彰が行われ、来年の対面での完全実施を誓って2日間の日程を終えました。