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<日本語/English> 大学院文学研究科日本語日本文学専攻で、幅広い世代の院生が日本語教育について学んでいます。

2022/05/30

Graduate students of all ages are learning about Japanese language education.

 

大学院日本語日本文学専攻で、幅広い世代の院生が日本語教育について学んでいます。台湾の航空会社のCA、本学の音楽学部の卒業生など職業も経歴もバラエティ豊か。武庫川女子大学ではリカレント教育に力を入れていますが、大学院がリカレント教育の先行事例になっている様子がうかがえます。

 

金曜3限、文学一号館の教室で文献を熱心に読み解く3人の大学院生がいました。「日本語教育研究A」の授業。年齢は40代から60代と幅広く、うち二人は日本語教員として20年以上の実績があります。

 

中華航空のCAの羅永祥さんは、専門日本語教育(ある分野に特化した日本語教育)をより深めようと2020年度から休職して本学に留学中。コロナ禍の影響で半年遅れで来日し、博士論文に取り組んでいます。

「日本人の乗客に接する機会が多く、CAとしての専門日本語を教える仕事につきたいと考えました。より効率的に日本語を学ぶカリキュラムを研究しています」。

 

佐々木雅美さんは他大学で日本語教員をしながら、長期履修制度を使って本学に通っています。実は本学の音楽学部声楽科の卒業生。卒業後、歌やピアノを教えていましたが、阪神淡路大震災でレッスンの場を確保することが難しくなったのを機に、専門学校で日本語教育を学び、日本語教員の道へ。すでに20年の実績がありますが「もっと学びたいという思いが強く、子育てが終わったのを機に飛び込みました」と言います。

 

「日本語教員は公的資格の検討もなされており、企業からのニーズも高い注目の職業。海外経験がある人や、大学院で修士、博士を取得した人が重用される傾向があり、キャリアアップのために大学院の門をたたく人が多いのです」と、指導する上田和子教授。

 

コロナ禍で大学院でもオンライン授業が定着し、「履修しやすくなった」という声もあります。同じく20年来の日本語教員である呂充代さんは「自宅が遠方なので、仕事終わりで駆け付けても間に合わない授業をオンラインで受けられ、助かっています」。

 

上田教授は「学び直しとしてはリカレントの一種ですが、学位を出せるのが大学院の最大の意義。働きながら上の学位を目指す人はますます増えると思われ、オンラインなど環境整備は不可欠です。多様な現場の話題が飛び交い、学部から院に進学する学生にも、社会を知る良い刺激になっています」と話しています。

 

The graduate students of School of Letters, Department of Japanese Language and Literature come from a wide variety of professional background, with one in particular being an ex-cabin crew for Taiwanese airline and another being an alumni of the music department. In recent years, Mukogawa Women’s University have been focusing on a particular type of education called “recurrent” education that have seen the graduate school become a precedent for it.

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