<日本語/English>バイオサイエンス研究所・萩中淳所長の論文が学術誌の表紙イラストに
2022/07/06
An illustration by researcher Jun Haginaka features as a cover design of an academic journal.
English below.
バイオサイエンス研究所 萩中淳所長の論文の図解が、日本薬学会発刊の英文誌であるChemical and Pharmaceutical Bulletinの70巻7号(2022年7月1日発刊)の表紙を飾りました。
萩中所長は、タンパク質を固定化した基材による医薬品の光学異性体の分離分析分野で世界的に知られています。サリドマイドに代表されるように、光学異性体はその異性体間で薬理活性や毒性が異なるため分離分析が必要となります。本研究は、萩中所長が約25年前、ニワトリ卵白の中から単離精製し、さらにその構造を明らかにした、ニワトリalpha1 酸性糖タンパク質(Chicken AGP)における光学異性体の分離の機構を解明した研究であり、萩中所長のライフワークの集大成です。この研究は、本学薬学部の山下沢准教授と大阪大学薬学研究科との共同研究の成果です。また、この研究内容は、Comprehensive Chirality Second Edition. Volume 10 [エルゼビア (Elsevier)] およびChiral Separations and Stereochemical Elucidation: Fundamentals, Methods, and Applications [ワイリー (Wiley)] の分担著 (Book Chapter) としても、2023年に刊行される予定です。
The illustration of the paper by Director Jun Haginaka of Institute for Biosciences adorned the cover of Volume 70, Issue 7 of the English journal, Chemical and Pharmaceutical Bulletin published by the Pharmaceutical Society of Japan.
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