<日本語/English> 上甲子園キャンパスで、建築学部の学生や大学院生がコーナータイルを建物に装着する施工体験を行っています。
2022/10/12
Students majoring in Architecture working on construction at Kamikoshien campus.
English below.
上甲子園キャンパスで11日、建築学部の学生と大学院生が、自分たちで作ったコーナータイルを景観建築スタジオ東館の外壁に装着する施工体験を行いました。13日も行い、学部1年生から修士課程2年生まで、2日間で計300人以上が参加します。
景観建築スタジオ東館は、上甲子園キャンパスのシンボルである甲子園会館にデザインを模して設計・施工されています。甲子園会館では、外壁の角や窓の外枠にキューブ状のコーナータイルがはめ込まれていることから、東館もコーナータイルの装着を見越して外壁が施工されていました。
新たなコーナータイルは落下しにくいよう、壁の突起に差し込む穴あきの形状にデザインしています。制作は非常勤講師の南野馨先生(陶芸家)の指導のもと、昨年度、景観2年生(現3年生)と建築学専攻修士課程2年生(修了生)が担当。表裏の合わせ型に粘土を詰めて成型して窯で焼き、計300個を仕上げました。
11日は建築学科と景観建築学科の「設計演習」、建築学研究科修士課程の「総合演習」として実施。ヘルメットをかぶった学生たちが、接着剤をつけたタイルを慎重にコーナーにはめ込みました。
森本順子准教授は「建物を構成する要素を材料から知り、図面では見えない施工の工夫を体感してほしい」と言い、タイル制作と施工に携わった景観建築学科3年の佐藤結羽子さんは「自分の作ったタイルが建物の一部となって卒業後もここにあると思うと、自分が在籍した証を残せた気がします」と話していました。
The postgrad and undergraduate students are having a go at installation of tiles on the buildings at the campus that is home to the architecture department. The work experience begun on the 11th and will run until the 13th, with a total of more than 300 students taking part through the course of couple of days.