<日本語/English>マーケティングを学べるカードゲームを経営学科と情報メディア学科の学生が制作し、クラウドファンディングを実行中。
2023/02/24
English below.
マーケティングを学ぶ経営学科高橋ゼミの3年生7人と、情報メディア学科でデザインや映像制作などを学ぶ肥後ゼミ3年生の2人が学科横断プロジェクト「マーケティングカードゲーム製作所(mcg lab.)」で取り組むカードゲーム「推しが尊すぎるので商品開発してみた!」が「CAMPFIRE」でクラウドファンディングをスタートしました。3月25日まで。支援者には金額に応じて後日、カードゲームとホワイトボード社員証やアクリルスタンド等の返礼品が送られます。大興印刷株式会社が製品化。2023年5月に東京ビッグサイトで開催される「東京ゲームマーケット」に出品予定です。学科の枠を超えた連携が、大きな成果を生み出しそうです。
気に入りのアイドルを応援する「推し活」を題材に、ゲームを楽しみながら若い世代にマーケティングの楽しさを知ってもらう教材型ゲームです。ゲーム本体は男女6人ずつ計12人のアイドルカード、「30代主婦」「40代男性自営業」など顧客の特色を書いたカード、アクリルスタンドなど製品カード、得点カードがセットになっています。プレーヤーは12人のアイドルから一人の「推し」を選んで「マネージャー」となり、個性的なアイドルグッズを考案して国民的アイドルに育てます。アイドルの売り出し方には、マーケティングの基本である「商品(product)」「価格(price)」「流通(place)」「販売促進(promotion)」の4つのPを駆使。プレーヤーたちは「推し」を売り出す戦略を練り、プレゼンテーションして得点を競います。
経営学科のゼミ生たちが発案し、情報メディア学科に協力を呼びかけました。昨年10月からプロジェクトメンバーで集まり、ゲームのルールや「推し」となるアイドルのキャラクターを設計。クラフト紙で試作品を作り、実際にプレーして改善を重ねました。
ゲーム内で「推し」の候補となるアイドルは、経営学科の学生がタイプ別にイメージを設定し、情報メディア学科の学生がパソコンで描きました。男性アイドルなら「俺様系」「かわいい」「王子様」など、女性アイドルなら「クールビューティ」「わがままプリンセス」「知的な委員長」など。王子様なら赤、俺様系なら黒、などイメージカラーを決め、服装や持ち物もデザインしました。また、アイドルグッズの素材として、アクリルスタンドから「ちくわ」「まくら」など変わり種まで、40種のアイテムを描きました。
アイドルの画像は現在、制作の最終段階です。当初、カード上ではアイドルの上半身のみ描く予定でしたが、返礼品のためアクリルスタンドを作ることになり、足元を含めた全身を描き込みました。それぞれに決めポーズや決め台詞も。俺様系男子は「オレのこと好きなんだろ?」と呼びかけ、かわいい系男子は手のひらを広げて甘えるようなポーズを取っています。
返礼品には学生たちの手書きのメッセージが添えられます。経営学科3年の南野瞳さんは「高校生をはじめZ世代が推し活を楽しみながらマーケティングを学べるよう工夫しました。私たち女子大生のアイデアが詰まっているので、たくさんの人に興味を持ってほしいです」、男性アイドルを描いた情報メディア学科3年の大場麻結美さんは「アイドル全員がそれぞれ魅力的になるよう心掛けました。専門性の異なる学科とプロジェクトを進めるのは初めてでしたが、互いの得意分野を持ち寄って作りたいイメージを共有するプロセスは良い学びになりました」と話しています。
クラウドファンディングはこちらから
Crowdfunding is underway for a card game created by students from the Department of Management and the Department of Informatics and Mediology to learn about marketing.
Seven third-year students of the Takahashi Seminar in the Department of Business Administration, who study marketing, and two third-year students of the Higo Seminar in the Department of Informatics and Mediology, who study design and video production are working on a cross-disciplinary project called "Marketing Card Game Laboratory (mcg lab.)," a card game. Supporters will receive the card game and return gifts such as whiteboard employee ID cards and acrylic stands at a later date depending on the amount of money they have raised. Daiko Printing Co., Ltd. will commercialize the game, which will be exhibited at the Tokyo Game Market to be held at Tokyo Big Sight in May 2023. Collaboration across departmental boundaries is likely to produce great results.
The project was conceived by seminar students in the Department of Business Administration and called for cooperation from the Department of Informatics and Mediology. Project members began meeting in October of last year to design the rules of the game and the characters of the idols to be "recommended". They made prototypes out of craft paper, played the game, and made improvements.
Hitomi Minamino, a third-year student in the Department of Business Administration, said, "We devised this project so that high school students and other Generation Z students can learn about marketing while enjoying the guessing game. We hope that many people will be interested in this project because it is full of ideas from us female students. It was the first time for me to work on a project with students from different departments with different specialties, but it was a good learning experience for us to share the image we wanted to create by bringing together our respective areas of expertise.