＜日本語/English＞生活環境学科水野ゼミの学生が小豆島土庄町で卒業研究報告会を行いました。

English below. 

 

生活環境学科水野ゼミの4年生の3人が、包括連携協定を締結する小豆島土庄町において2022年度の卒業研究に取り組みました。

その成果の報告会を3月16日（木）に土庄町役場にて実施しました。

佐野可奈子さんは、小豆島中央高校で実施されている地域学習「櫂風（かいふう）」※について、高校生へのアンケート調査や高校の先生、土庄町役場へのヒアリング調査などから、それぞれの求める地域学習のあり方を明らかにし、小豆島における今後の地域学習の方向性について考察しました。

中谷理紗子さんは、これまで小豆島において動向が把握されていなかった「日帰り観光客」に着目し、港や主要な観光地での118組263人への街頭インタビュー調査より、「日帰り観光客」の動向やニーズを明らかにし、今後の観光施策についての提言を行いました。

小崎百葉さんは、移住者が増加する小豆島で多く立地する「カフェ」に着目し、土庄町役場や移住支援をおこなうNPO法人、カフェオーナーへのヒアリング調査から、島内のカフェに移住者が開業したものが一定数みられることや、移住希望者がカフェ等で情報収集やさまざまな交流をおこなう実態から、移住希望者にとって、公的な移住支援窓口に加えて「カフェ」が重要な役割を担っているという考察を行いました。

報告会には、協力してくれた人たちも参加し、研究結果についての活発な意見交換が行われました。

 

※小豆島を教材に社会に漕ぎ出すための総合的な探求の時間（小豆島中央高校HPより）

 

Students in the Mizuno Seminar of the Department of Human Environmental Sciences held a graduation thesis meeting in the town of Tonosho on Shodoshima Island.

 

Three fourth-year students of the Mizuno Seminar in the Department of Human Environmental Sciences conducted their graduation research for the fiscal year 2022 in the town of Tonosho on Shodoshima Island, which has concluded a comprehensive cooperation agreement.

 

A debriefing session on the results of their research was held on March 16th at the town hall of Tonosho Town.

 

Ms. Kanako Sano discussed "Kai-fu, " *a community learning program implemented at Shodoshima Chuo High School. Based on a questionnaire survey of high school students and interviews with high school teachers and the town office of the town of Tonosho, she clarified what kind of community learning they are seeking and discussed the future direction of community learning on Shodoshima.