大学院 臨床教育学研究科による2023年度臨床教育シンポジウムが開催されました。
2023/11/28
English below.
2023年度臨床教育シンポジウム「運動からみた神経発達障害~赤ちゃんから大人まで~」が11月18日ハイブリットで開催されました。全国のみならず海外からも含め、会場の中央キャンパスの公江記念館とオンライン合わせて約250人が参加しました。
シンポジウムでは、最初に武庫川女子大学 教育研究所、大学院臨床教育学研究科の中井昭夫教授が「今、改めて運動を発達の中心に位置づけ直す意義」について基調講演を行いました。続いて、東京都立大学 健康福祉学部の儀間 祐貴准教授が「赤ちゃんの感覚運動経験からみる発達とディベロップメンタルケア」、DCD(発達性協調運動障害)の当事者でもあり精神保健福祉士の笹森 理絵さんが「DCD人生53年間を振り返って考える、DCDとの付き合い方とその本質について~分析と戦略~」の講演を行いました。
シンポジウムの参加者からは、「DCDを主軸にした、複数の面からの考え方や知識等に触れることで、納得や理解、共感等がいつもより深いものに感じられました」、「胎児期からの感覚知覚と運動の関係についてくわしく教えていただけて、支援の考え方について、考えさせられるところがありました」、「DCDについて当事者の方の生の声を聞くことができ、胎児の時からの感覚運動学習がいかに重要かを知りました」という声が聞かれました。
The 2023 Clinical Education Symposium "Neurodevelopmental Disorders from a Motor Perspective - From Infants to Adults" was held on November 18th in a hybrid format. The symposium was attended by about 250 people from all over Japan as well as from overseas.