地域の高齢者を対象に、音楽で健康増進を図る講座「音楽で楽しく健康のつどい」が開催されました。
2008/03/17
武庫川女子大学高齢者栄養科学研究センターが主催する「音楽で楽しく健康のつどい」が3月17日、本学の近隣にある小松デイサービスセンター(西宮市小松東町)で開催され、地域の高齢者ら約50人が参加しました。
福尾恵介・食物栄養学科教授が「歌ったり、演奏したりして心や体をより元気にしましょう。皆さんの仲間や学生といっしょに音楽を味わってください。今日は音楽療法を専攻する音楽学部の学生12人で進めていきます」とあいさつしました。
初めに学生たちが一人ずつ自己紹介。続いて学生・参加者らが全員で「365歩のマーチ」を手拍子をつけながら歌い、会場は大いに盛り上がりました=写真右=。また、同センターオリジナルのストレッチ体操で体をほぐしました。
次に、学生らは波の音を出す楽器・オーシャンドラムや、棒状の木片を打ち合わせて音を出す打楽器・クラベスなど普段あまり目にすることない楽器を10種類ぐらい紹介しました=写真左=。参加者は演奏したい楽器を手にして、「上を向いて歩こう」をみんなで演奏しました。
参加した高齢者の方は「楽器を演奏するのは久しぶり。とても楽しかったです。また参加したいですね」と感想を話しました。
進行の中心となった音楽学部3年生の深見のどかさんは「これまで実習で学んできたことを生かしてプログラムを作成しました。参加してくださった方の顔の表情が、いきいきしていてよかったです」と語りました。
学生を指導した一ノ瀬智子・音楽学部講師は「今日のプログラムは学生が楽しみながら考えました。武庫川女子大学高齢者栄養科学研究センターでは今後も、皆さんの好きな曲を取り入れながら音楽を楽しむ講座を実施していく予定です」と話しています。