薬学部の学生延べ132人が2022年度から2年間のアロマテラピー教育「健康アロマプロジェクト」に参加しました。
2024/04/03
薬学部では、2022年から2年間、薬学科・健康生命薬科学科の希望学生を対象に「健康アロマプロジェクト」と題したアロマテラピー教育を実施しました。1年目は107人が参加、2年目は1年目の履修者のうち、さらに学びを深めたいと希望した25人が参加しました。
近年、国内外で医療や福祉、介護の現場で芳香の効用が注目されており、薬学部でも科学的に正しいアロマテラピーの実践、普及が重要になっています。本プロジェクトでは、「(株)MIWAIKEHATA」と「ベガファーマ(株)」が運営する「くるみ薬局」のAEAJアロマテラピーインストラクター有資格者が薬学部特任教授として講師役を務めました。
1年目のテーマはウェルビーイング。特に精油が直接的に働きかけうる主観的ウェルビーイングや医療の形が変化しつつある現在の状況等を、アロマテラピーとの関わりの中で学びました。2年目はそれぞれの精油を用いて顧客層を考慮した香りの商品化を目指して調香し、その成果を文化祭や第6回武庫女スマイルフェスで発表しました。本プロジェクトに参加した学生は「文化祭などのイベントを経験したことで自ら変化した部分があり、参加してよかったです」と話していました。
薬学部は、2021年8月2日に締結したベガファーマ(株)との連携・協力協定に続き、2022年1月11日にはアロマ化粧品ブランドの先駆けである(株)MIWAIKEHATAと臨床教育等に関する連携・協力協定を締結しています。両社との相互連携の上、薬学科4-6年次アドバンスドプログラムの「アロマ療法学」、健康生命薬科学科3年次の「応用化粧品学」を開講し、薬物だけではなく予防・未病に関わる幅広い専門知識をもつ人材を養成しています。