「むこじょTV#22」は伝統芸能の魅力を受け継ぐ能楽部が主役です。
2024/05/02
「武庫川女子大学のむこじょTV#22」は創部70年以上の歴史ある能楽部が登場します。学院記念館の和室で、観世流能楽師・吉井基晴先生の指導を受ける練習風景は、優雅な中にもピリリとした緊張感が漂います。
1951年、謡曲部として創設した能楽部は最古参のクラブの一つです。校祖・公江喜市郎先生が鳴尾八幡神社にお参りしていた縁で、宮司だった吉井司郎先生に指導を依頼したのが始まりだったとか。最盛期の1970年代にはフェスティバルホールで公演するほど盛んで、部員は約30人いましたが現在は3人。今年4月の入学式シーズンには手作りのチラシを手に、袴姿の部員たちが勧誘に声を張り上げました。
日本語日本文学科2年の藤川紗綺さんは伝統文化に興味があり、能楽部に入部しました。初心者からのスタートながら、めきめきと上達しています。4月14日に湊川神社で行われた吉井門下の発表会「観井会春季大会」では仕舞「小鍛冶」を演じました。
この発表会には吉井先生のもとで能を続けている卒業生も多数出演しました。大曲「山姥」では卒業生の船井佳子さんがシテの山姥を演じました。
「能の楽しさを伝えたい」と、藤川さん。
「武庫川女子大学のむこじょTV」は朝日放送テレビで5月6日午後5時30分ごろ放送です。放送後、武庫川女子大学広報室YouTubeチャンネルにアップします。