高知県のパプリカと米なすを使ったレシピを学生が考案、試作しました。
2024/06/23
食物栄養科学部食創造科学科の1年生が履修する「食品産業論実習Ⅰ」で学生たちが高知県産のパプリカと米なすを使ったレシピづくりに取り組み、6月21日、選抜された4つのレシピを学生たちが食考房で試作しました。7月5日には神戸市中央卸売市場本場の料理教室「魚果菜(ととかな)塾」で学生たちが、料理教室の受講者にレシピのプレゼンテーションと試食会を行います。
武庫川女子大学食物栄養科学部食創造科学科は2021年3月に神戸市中央卸売市場本場と事業連携協定を締結しており、「食品産業論実習」や「インターンシップ」の実習先としても協力を得ています。同市場に多くの野菜を出荷している高知県から毎年、食創造科学科に「特産品を題材にレシピを考えてほしい」と依頼があり、昨年は「新生姜」と「土佐甘とう」を題材に4品を提案しました。今年のお題は3色の「パプリカ」と大ぶりの「米なす」。1年生75人がいずれかを素材に使ったレシピを提案し、学科教員が審査して、米なす2品、パプリカ2品の計4品を選抜しました。
21日は選抜された4品を、発案者を中心に3~4人がチームになって調理しました。「カレー香るパプリカサンド」を試作したチームは、玉ねぎのみじん切りと豚ミンチを炒めてカレー粉で味付けしたものと、茹でた3色のパプリカを食パンでサンド。色鮮やかな見た目とカレーの風味で新しさを出しました。考案した宮口愛未さんは「3色のパプリカの色合いを活かしたかった。幅広い世代に好まれるよう、手軽に食べられるサンドイッチを考えました」と話し、試食した学生は「カレー味が新鮮。パプリカの食感も楽しめます」と話していました。
米なすと大福という、意外な組み合わせに挑戦したチームも。なすをサイコロ状に小さく切ってごま油で炒め、味噌、醤油、砂糖、しょうがで味付けしたものをあんこと混ぜ、もちに包んだ「なす大福」。考案した菊地紗耶さんは「キウイの大福を作ったことがあり、なすとの組み合わせを思いつきました。甘味が少なめで、おかずにもなる味と思います」。
7月5日は4グループが栄養面などをプレゼンテーション。レシピをもとに神戸市中央卸売市場の料理教室スタッフが調理したものを、料理教室の受講者ら約40人が試食します。