食物栄養学科の一年生が西宮市の廃棄物処理場・下水処理場で見学実習を行いました。
2024/09/18
食物栄養科学部食物栄養学科の全1年生が9月12、13日、西宮市の西部総合処理センター・甲子園浜浄化センターで見学実習を行いました。
管理栄養士の必須科目である公衆衛生学実習の一環として、ごみ処理や下水処理の方法を理解するのが目的です。コロナ禍の影響で一時、中止していましたが、西宮市の協力を得て昨年度から復活。学生たちは家庭などから出た汚れた水をきれいにして海や川へ流す仕組みを学び、生活の中でごみや汚水をいかに減らすかを考えることが環境保全につながることを学びました。
西部総合処理センター(廃棄物処理場)では、西宮市の燃えるゴミ、不燃物、ペットポトル、缶などがどのように処理されるかを学びました。燃えるごみの場合、焼却され、その灰が埋め立てに使用されたり、缶は手選別で処理されたり、リサイクルできる家具や自転車などは西宮市民に無償提供されたりしています。また、ごみを燃やす際のエネルギーは、廃棄物処理場の運転に使用され、余ったエネルギーは電力会社へ販売されています。
甲子園浜浄化センター(下水処理場)では、雨水処理、下水処理の詳細について、映像を使って説明を受けた後、好気性細菌を使った汚水の分解処理、最終的にきれいになった下水処理水がどのように川まで放流されるかの一連の過程を見学しました。