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日下・フォッシーン国際交換特別教授職プログラムで来日したEWUのジーナ・ペトリー教授が公開講座を行いました。

2024/10/28

English below. 

 

 一般公開講座「非常事態下での教育~期待される学習教材と支援~」が10月25日、日下記念マルチメディア館メディアホールで開催され、本学の協定校である米国イースタン・ワシントン大学のジーナ・ペトリー英語教育教授兼グローバル学生支援部長が講演しました。講演には一般の方、本学の教員や学生合わせ約30人が集まり英語による講演に熱心に耳を傾けました

 講義の中でペトリー教授は、現在全世界の子供たちのおよそ1/3に当たる3,500万人の子供が、非常事態下におかれ、移住を余儀なくされ、その半数が学校に通えていない中、学校、教育の役割について探求しています。その重要なポイントは、「平常心を取り戻す」「規則正しい生活を取り戻す」「危機における癒しを提供する」「未来における希望を与える」など、生徒に寄り添い、精神的疲労や怒りなどの心の傷をいやすことである』と説きました。また、EWUのある米国ワシントン州スポケーンは「難民再定住都市」に指定されており多くの難民が居住しボランティア活動も盛んであり、彼女もこれらの支援に取り組んでいるとのことです。

 講義の後は会場から「具体的にはどのように生徒に寄り添ったのか」などの質問が多数寄せられ、活発な質疑応答が続きました。

 ペトリー教授は「日下・フォッシーン国際交換特別教授職プログラム」で日本を訪問しました。このプログラムは、1994年に故・日下晃・本学前学院長とアメリカ分校のあるスポケーン市のニール・フォッシーン元市長の提唱によって発足した国際交換教授職基金を活用して、イースタン・ワシントン大学と本学との交流する者で、新型コロナ等で実施できない時もありましたが、今年で23回目を迎えました。

 

The Kusaka-Fosseen Distinguished Professorship Exchange program, which has welcomed its 23rd exchange, with Professor Gina Petrie of Eastern Washington University (EWU) giving a public lecture on October 6th in the University's Multimedia Hall.

 

On October 25, a public lecture entitled “Education in Emergencies: Materials and Support for Learning Expectations” was held in the Media Hall of the Kusaka Memorial Multimedia Hall, with Professor Gina Petrie, Director of English Education and Global Student Support at Eastern Washington University.

 

Professor Petrie explored the role of schools and education in a world where about one-third of the world's children, are currently under a state of emergency, forced to migrate, and half of them are out of school. She explained that the important point is to restore normalcy, restore regularity, provide healing in times of crisis, and give hope for the future, by attending to students and helping to heal emotional wounds such as mental fatigue and anger.

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