瀬口和義学長と学友会総務委員長から新年のご挨拶を申し上げます。

English below. 

 

「環境共生学部開設で13学部21学科へ、飛躍する年に」

　武庫川女子大学

学長　瀬口和義

 

新年おめでとうございます。本学は2025年4月、環境共生学部を開設し、13学部21学科、大学院8研究科となります。女子総合大学としてさらに飛躍する年を、ともに迎えられたことを喜ばしく思います。

 

武庫川女子大学の母体である武庫川学院は1939年、教育者 公江喜市郎が創設しました。今年2月に86周年を迎えます。現在、学生数約1万人の大学を中心に保育園、幼稚園、中学、高校、大学院に至る一大総合学園をなし、アメリカにもキャンパスがあります。人文、社会、自然科学を網羅し、健康、スポーツ、音楽に至る幅広い教育・研究のフィールドは環境共生学部の開設で、さらに広がります。

 

時代の変化は加速し、人生はマルチステージ化しています。この変化の時代を伸び伸びと生き抜く力を育むため、本学は2024年4月、人材育成方針「MUKOGAWA　COMPASS」を策定、公表しました。「自ら考え、動く」をスローガンに、「知識」「姿勢」「行動」という視点から８つの資質・能力を定めています。

 

さらに、本学は文部科学省の科学技術人材育成費補助事業 「ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ（女性リーダー育成型）」の選定を受け、創造的研究者や女性研究者リーダー育成に総力を挙げて取り組んでいます。少子高齢化により、女性活躍のための施策が次々に打ち出され、誰もが働きやすい職場環境への意識が高まっています。活躍の舞台はみなさんの登場を待っています。学生時代に「自ら考え、動く」を実践し、人生の羅針盤を手に入れてください。

 

総合大学の魅力は様々な専門性や目標を持つ学生が、同じ空間、同じ年月を過ごすことです。近年は企業や自治体と連携し、社会との接点を持ちながら学ぶ機会が増えているのはうれしいことです。総合大学ならではの幅広い学問領域は、専門に留まらない興味関心を受け止めるとともに多様な仲間との出会いをもたらし、視野を広げます。恵まれた環境を大いに活用して学びを深め、それぞれの学生時代を有意義に過ごしてください。

 

 

「福を呼び込む一年に」

学友会総務委員長　梶原 依織

(文学部　日本語日本文学科)

 

新年明けましておめでとうございます。

 

昨年は学内の献血活動やクリスマス点灯式などの学友会行事に、ご協力いただき本当にありがとうございました。総務委員一同よりお礼申し上げます。今年も様々な行事や皆様の学生生活がよりよいものになるように尽力いたします。

 

さて皆様、今年の抱負は決めましたか。私事になりますが、クラブ活動（吹奏楽部）に打ち込んでいた高校1年生のころから毎年、「健康に生きる！」を目標にしてきました。しかし、このような場をいただいたので、干支に関係した抱負を立てさせていただきました。今年は見出しにもある「福を呼び込む一年に」といたしました。昨年は思いがけない病気に罹ることや、つらい気持ちになることなど幸福度が下がっていたと感じます。だからこそ「今年は福を！」と意気込んでおります。

 

今年は巳年です。蛇は幸福を与える天女である「弁財天」の使いとして祀られることが多く、福を連れてきてくれる象徴とも言われております。皆様にとっても、たくさんの福を呼び込み、幸せに過ごせる一年になることを願っております。

 

私たち令和7年度学友会総務委員会は新年より本格的な活動になっていきます。委員長として活動していくには、さまざまな壁にぶつかってしまうことや心が折れそうになることがあります。私自身、前へ前へと導く性格ではなく、様々な人に支えてもらいながら物事を進める性格であるので、副委員長をはじめ、総務委員の仲間の優しさにはとても感謝しながら日々を過ごしております。新年から、このような仲間に出会えて幸福であるととても感じております。昨年度の学友会総務委員会の方々とは、また色の違った私たちですが、自分たちの活動の形を試行錯誤しながら作っていきますので、温かく見守っていただけると幸いです。

 

最後にはなりましたが、皆様にとって本年が幸福のあふれる年になりますよう、心からお祈り申し上げます。

 

The president's message highlights the University's growth and development, particularly with the establishment of the new School of Environment and Sustainability. It emphasizes the importance of cultivating students who can "think and act for themselves" in a rapidly changing world. The message also touches on the University's commitment to diversity and inclusivity, as well as its efforts to foster a supportive learning environment.

 

The student council president's message focuses on the importance of community and collaboration. She expresses gratitude for the support of fellow students and outlines the student council's goals for the year. The message also incorporates personal reflections and hopes for a prosperous year for all students.