「森田杯・英文毎日杯 日本文化英語プレゼンコンテスト」で、英語グローバル学科の4年生ペアが優勝。2連覇の快挙です。
2024/12/26
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第18回 森田杯・英文毎日杯 ペアで紹介する日本文化英語プレゼンコンテスト(主催:京都外国語大学外国語学部英米語学科、後援:京都市・毎日新聞社ほか)の本選大会が12月14日に京都外国語大学(京都市)で開催され、文学部英語グローバル学科4年の田中温香さん=1枚目写真正面右=と久保芽依さん=同左=のペアが優勝し、本学英語グローバル学科が2連覇を達成しました。同大会での本学の優勝は2021年、2023年に続く3回目で、通算5回目の上位入賞となります。同決勝大会には全国から大学生ペア10組が出場。日本文化をテーマに、英語での10分間の発表と質疑応答が厳正に審査されました。
田中・久保ペアの演題は、「Noren: Communication beyond Soft Boundaries (「のれん」がつなぐ柔らかな境界)」。2人は「店の外の暖簾は客を歓迎するサインだが、店内の厨房にかけられた暖簾は「立ち入り禁止」の合図。暖簾の真意を見る側の判断に委ね、その理解を尊重する「曖昧さ」は、日本文化における緩やかなコミュニケーションの象徴となっている」と発表しました。2人のユーモラスなプレゼンは、観客の大きな笑いと感心を誘いました。
田中さんは「今回の挑戦を通じて、観客を最優先に考えるプレゼンターの責任感を学びました。観客の皆さんに楽しんでもらえたことが嬉しいです」、久保さんは「多くの方々からいただいたアドバイスをもとに完成したプレゼンが、優勝という実を結んだことに感謝しています」と話しました。
田中・久保ペアの指導を担当した英語グローバル学科 グローバル・コミュニケーション専攻の清水利宏教授(英語スピーチ・プレゼンテーション研究室)は、「優れたペア・プレゼンは『起・転・結』の3部構造を持つという研究成果を応用し、今年は各話題の転換点をあえて観客に気付かせる演出を試みました。2連覇を達成した背景には、学生の努力を裏付ける、研究と教育の連携があるのです」と話しました。
今回の連覇により、本学英語グローバル学科は9年度連続で全国規模のコンテストで上位入賞(うち7回優勝)しています。田中・久保ペアのプレゼンは、上記大会サイトにあるYouTubeリンクから視聴できます。
(写真提供:京都外国語大学)
Kyoto University of Foreign Studies has won the prestigious Morita Cup and Mainichi Shimbun English Presentation Contest for the second consecutive year. A pair of students presented on the cultural significance of "noren" (Japanese fabric dividers) and impressed the judges with their insightful and humorous analysis. This victory highlights the University's strong English language program and its commitment to promoting Japanese culture on a global stage.