本学が教員免許更新の講習プログラム(試行)実施校になりました。プログラム受講者には、文部科学省から本実施と同様の単位が認定されます。
2008/04/30
2009年4月から施行される教員免許更新制の円滑な実施に向けて、08年度に教員免許状更新講習のプログラム開発とその試行を実施する大学として、文部科学省から全国101大学が採択され、その中に武庫川女子大学も選ばれました。
このプログラムは、同じく文部科学省から「予備講習」として認められています。受講者は、本実施のプログラムと同様に単位が認定されます。
武庫川女子大学では、免許状更新講習をきっかけに、受講者一人ひとりが自らの潜在的な能力に気付き、社会的な現実を見据えつつ教育活動に夢と理想を持ち、意欲的・自発的に学習を継続されるよう全面的にサポートします。基本理念に「学校現場の視点、総合的に継続的にアプローチ」を、講習全体テーマに「教師としてのさらなる専門性の探究―よく学び、よく教え、よく生きるために―」を掲げました。7月~8月にかけて、子供の生活や遊びをテーマにするなどした、以下のような講習(場所:本学キャンパス 全30時間)を実施します。
◆教育の最新事情【必修講習】全12時間
「時代に向き合う教師力開発」(講義・演習)
社会の教育ニーズと教育改革/こども理解と発達課題/教育課程改訂/カウンセリング・マインド/学校危機管理/教職の省察など
◆教育内容の充実【選択講習】各6時間
・「こどもと身体表現」(講義・演習)
生活習慣・環境/表現遊び/からだコミュニケーションなど
→ こどもの生活やダイナミックな遊びの意義などについて紹介したり、参加者みんなで考えたりします。
・「情報機器を用いた授業開発」(講義・演習)
教育と情報機器/子どもたちを取り巻く情報社会/情報機器を活用した授業など
→ 情報機器を用いた授業の概要について知り、演習を行います。例えば、パソコンを活用した授業や
インターネット上のコンテンツを利用した授業の開発などに取り組みます。
・「特別支援教育の新たな課題」(講義・実験・演習)
特別支援教育制度の有効な活用/応用行動分析による方法など
上記の講習は本学キャンパスで行いますが、必修科目については遠隔地の受講者に配慮して、兵庫県、大阪府、京都府境界の山間部となる兵庫県川辺郡猪名川町でも実施します。
〔参考〕教員免許更新制は、教員として必要な資質能力が保持されるよう、定期的に最新の知識・技能を身に付けることで、教員が自信と誇りを持って教壇に立ち、社会の尊敬と信頼を得ることを目指しています。教員免許状に10年間の有効期限が付きます。また2年間で30時間の更新講習の受講が必要となります。30時間のうち12時間を「教育の最新事情に関する事項」、18時間を「教科指導、生徒指導その他教育内容の充実に関する事項」の講習を受講することになります。
日時・定員など具体的な内容やお問い合わせ先はこちらをご覧ください。
※ 定員に達したため、5月28日に大学への直接の申請を締め切りとさせていただきました。