食物栄養学科と食創造科学科の学生が、ホームパーティー向けレシピを考案しました。
2025/04/18
食物栄養学科と食創造科学科の学生16人が、食品加工や輸出入を手掛ける「ジャパン・フード・サービス」(西宮市)の商品を使ったレシピ開発に取り組み、4月15日、食物栄養科学館の食考房で披露しました。
授業は、2018年度から始まり、今年度のテーマは「ホームパーティー」。優秀レシピは後日決定され、ジャパン・フード・サービスのカタログ表紙に使われるとともに、料理レシピのウェブサイト「クックパッド」にも投稿されます。
レシピの条件は、「ローストカットチキン」「骨なしチキンフィレ」「素焼やきとり」のいずれかを使うことと、昨年度と同じメニューでないこと。学生は、今年2月から試作を重ね、レシピ開発に取り組んできました。アイデアにあふれ、彩りが美しく見栄えが良いこと、パーティー向きであることが評価のポイントです。
学生考案のレシピは、「火を使わず時短」「洗い物が少ない」といった作り手への配慮や、パーティーに合わせて「大人も子どもも喜ぶ味付け」「取り分けやすさ」を重視したものが目立ちました。調理後には、レシピについて企業との質疑応答もありました。
チョコレート菓子にヒントを得た「ヤンヤン焼き鳥棒」は、意外な味の組み合わせ。餃子の皮をフライパンに広げて1枚のピザにした「ごろパリ!よくばりチキンpizza!」は、まるごとチキンと、チーズに混ぜたチキンの両方が味わえます。
管理栄養士を目指す食物栄養学科4年の学生は、「自由にレシピを作る体験が新鮮でした」と話していました。食創造科学科4年の学生は、「企業のニーズを形にできた」と満足そうでした。