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浜甲子園キャンパスで環境共生学部が始動。好奇心旺盛な学生たちが活発に授業に取り組んでいます。

2025/04/28

13番目の学部となる環境共生学部が自然科学系学部の拠点・浜甲子園キャンパスに開設し、一期生が座学やフィールドワークに取り組んでいます。8月末に竣工予定のプロジェクト棟も2階まで骨組みが明らかになり、新しい学びが本格的に動き出しました。

 

すでに初期演習や共通教育の科目に並び、SDGs論や環境問題概論、基礎環境工学など専門分野につながる授業も始まっています。初期演習では担任教員から学友会などキャンパスライフについての説明を受けたり、クラス幹事が中心になって体育祭の参加種目を決めたり。「環境問題概論」では藍川昌秀教授が、ネイチャー誌に掲載された農業に関わる論文を例に、「飢餓や貧困を解決するために食料生産を増やすこと」が「温室効果ガスの抑制」とトレードオフの関係にあることを提示。「環境問題は農業をはじめ、科学や人工知能など多くの分野にまたがるため、多様な視点を持つことが大切」と呼び掛け、学生たちは真剣にメモを取っていました。

 

学びの起点となるフィールドワークも始まっており、4月17日と24日、滋賀県立琵琶湖博物館を2クラスに分かれて訪れました。教員といっしょに移動する機会も多いためか、空き時間に学生が研究室を見学するなど、教員と学生の距離の近さも感じられます。プロジェクト棟の完成とともに、いよいよ4年間の学びの骨子である社会連携プロジェクトが始まります。

 

クラス幹事の梅田陽菜さんは「SDGsのために自分でも何かできないかと思い、進学しました。座学よりグループワークなどほかの人と関われる機会が多くて楽しい」、熊谷真央さんは「ペットボトルの不法投棄が気になり、微生物でプラスチックを分解する方法を研究したいです」と話していました。

 

羽鳥史華さんは「化学系の授業が多い印象。卒業後の進路も、公務員から研究職まで選択肢が広がりそうで期待したい」、細井美波さんは「高校の教員を目指している。環境教育やエコツーリズムについて学びたい」と語ってくれました。

 

青野光子学部長は「学生たちは好奇心旺盛でグループワークにも活発に取り組んでいます。これからプロジェクトを通して新しいアイデアがどんどん育っていくと期待しています」と話しています。

 

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