社会情報学部情報メディア学科(現・社会情報学科)の学生が、小学生向けの日焼け止めを企画、商品化。5月25日に西宮市・廣田神社のイベントで販売しました。
2025/06/02
社会情報学部情報メディア学科(現・社会情報学科)の和泉志穂准教授のゼミに所属する学生10人は、共和化粧品工業株式会社(大阪府八尾市)と株式会社ロータリービジネス(兵庫県宝塚市)とともに、2024年度から産学連携の取り組みを続けてきました。
市場調査の結果、大人や乳幼児向けの日焼け止めは豊富にあるものの、小学生向けの日焼け止めが少ないことに着目。女子大学生が女子児童の日焼け止めをプロデュースすることが決まりました。目指したのは、初めてのスキンケア体験を提供し、“年上のお姉さん”への憧れを抱きながら使える日焼け止め、毎日使いたくなる日焼け止めです。
こうして完成したのが「KC UVプロテクトクリーム」です。パッケージカラーのピンクと黒、可愛いイラストが目を引き、一見すると、日焼け止めとはわかりません。機能も、ノンケミカル処方のSPF38、PA+++、石鹸で簡単に落とせる手軽さ、ランドセルに入れて持ち運べるサイズを実現しました。日焼け止め特有のにおいが苦手な子どものため、グリーンフローラルがほのかに香ります。
「KC UVプロテクトクリーム」は、オンライン販売のみですが、学生たちは、5月25日に西宮市の廣田神社で開かれた「ひろたエシカルマルシェ」で販売。マルシェの趣旨に合わせ、印刷会社の端材を使った子ども向けワークショップも開きました。参加した学生は、「日焼け止めを使った小学生が、うれしそうにしているのを目にすることができ、もっと多くの人に届けたいと思った」と感想を話しました。
現在、和泉ゼミInstagramでは、商品アンバサダーの女子児童のみなさんと、PR活動を行っています。今回の販売経験を活かし、今後さらに多くの小学生に「KC UVプロテクトクリーム」を届けたいと思っています。