大学見学会で高校生が環境共生学部の模擬授業を体験しました。
2025/06/12
大学見学会が6月11日、中央キャンパスで行われ、高校生が今年4月に開設した環境共生学部の模擬授業を体験しました。大学見学会は、武庫川女子大学に関心を持つ高校生向けに、高校単位で行う説明会です。
環境共生学科の大谷壮介教授が行った授業は「水の浄化」がテーマ。高校生は、プランクトンで汚れた緑色の水を3種類のろ過方法できれいにする実験をしました。コストのかからない、あさりを使ったろ過、化学薬品である凝集剤を使ったろ過、ガラス繊維でできたろ紙を使ったろ過を実際に行ってみて、どのろ過方法が一番いいのか実験を通して考えます。
高校生は大谷教授の指導のもと、水に凝集剤を入れたり、手動ポンプを押して水をろ過したり、初めて使う薬品や器具の説明を受けながら実験に参加しました。大谷教授が「3つのうちどの方法が一番いいと思う?」と問いかけると、一番透明になったろ紙でのろ過方法を指さす生徒もいれば、「人間が食べられるあさりでろ過するのが一番安全だと思う」と答えた生徒も。
大谷教授は授業の最後に「コスト、時間、手間、安全性等を考慮してどれが一番持続可能なのか考えるのが環境共生分野の役割。探求が好きな人はぜひ入学してほしい」と高校生に伝えました。
授業を体験した高校生は「水をきれいにする方法が3種類もあることに驚いた」「身近な水の実験だったので楽しかった。環境共生学部にとても興味が湧きました」と楽しそうに話していました。
今回の模擬授業は、7月13日、9月21日のオープンキャンパスでも同様の内容で開催予定です。