武庫川女子大学の2025年度最初のオープンキャンパスが行われました。
2025/06/22
武庫川女子大学の2025年度初のオープンキャンパスが22日、中央キャンパス、浜甲子園キャンパス、上甲子園キャンパスで開催され、高校生や保護者ら930組1868人が参加しました。
公江記念講堂で行われたオープニングセレモニーでは、17日に本学ホームページで2027年度からの共学化の方針を明らかにしたことを受け、髙橋享子学長が登壇。共学化する理由と経緯を説明し、「どうか安心してこの大学を選んでください。来年、このキャンパスでお会いしましょう」と呼び掛けました。
アドミッションセンターから大学概要や入試制度について説明を受けた後、来場者はそれぞれ目指す学科に分かれて学科プログラムに参加しました。各学科とも例年を上回る来場者数で、学科の特色などを熱心に聞く姿が見られました。
今年開設した環境共生学部では、2025年4月に入学した第一期生たちが実施した、本学施設の名塩野外研修センターや武庫川河川敷、甲子園浜などでの生態調査の様子を紹介しました。また、「環境共生と遺伝子と性格判断?」と題した模擬授業では、血液型と遺伝子検査の違いを例に、「環境問題は一つの課題を解決するために様々な専門分野がつながり、協力して解決していきます。皆さんがそれぞれの興味ある分野で自分の役割を持つことができます」と高校生たちに語りました。
音楽学部では、2026年度から、演奏学科に声楽・ミュージカルコースが誕生します。実際の指導がイメージしやすいように、この日は、元劇団四季の青山裕次さんと久保田彩佳さんを招き、ミュージカル「美女と野獣」のワンシーンを使ったワークショップが開かれました。在学生がワンシーンを演じた後、久保田さんが歌唱指導を行い、青山さんが演技指導を担当。「歌唱の9割は呼吸。2時間の舞台で、呼吸をコントロールしないといけない」などとアドバイス。来場者と子音や破裂音の発声練習や腹式呼吸を行いました。
看護学部では在学生や教員のレクチャーを受け、本物さながらの人形を使って赤ちゃんの心臓の音を聞いたり、脈拍を感じとったり、抱っこをしたり体験しました。高校生からは、「小さくて可愛い」「脈がなかなか分からない」といった声が聞こえました。
中央キャンパスでは食堂やカフェ、キッチンカーが営業し、それぞれ人気メニューで来場者を惹きつけました。公江記念館のENSEMBLEでは、食創造科学科の学生たちがメニュー開発したメキシコ料理の「チキンモレ」が大人気で、用意した120食が1時間で完売しました。