第2回全国学生パイコンテストへの挑戦
2025/07/01
食物栄養科学部と、兵庫県立鳴尾高等学校は高大連携事業の一環として、「第2回全国学生パイコンテスト」にともに挑戦することになり、6月21日、本学の施設「食考房」で応募作品を作製しました。
冒頭、食物栄養科学部の教員が、「1組でも多く選ばれることを目指しつつ、この貴重な機会を楽しく活用してください」と呼びかけました。
食物栄養科学部の有志10名の学生と鳴尾高等学校のハンドメイド部の1、2年生8名の生徒が参加しました。それぞれ1~3名程度のグループを組み、大学4グループ、高校生3グループで応募作品づくりに挑戦しました。食考房は色・形が美しい様々な食器が揃っていたり、食器に沿える花等の飾りや、作った料理を綺麗に撮影出来るよう、照明器具があったりし、コンテストの応募には恵まれた環境での施設です。
テーマは「記念日」。グループごとに事前に考えたレシピにもとづき食材をそろえ、パイ生地をカッティングし、三つ編みにしたり、折り紙のように折ったりしながら、作成しました。パイ生地に入れる具材においてはかぼちゃを甘露煮のように甘く味付けしたり、おかずパイを作るグループはカレールーを作成したりしました。グループによっては、最初からパイ生地におかずの具材を詰めてオーブンで焼いたり、パイ生地を焼いてから綺麗に飾り付けるグループがあったり、甘いケーキのようなパイやおかず風のパイなど色とりどりのパイが出来上がりました。
作成後には応募作品について、それぞれ作品に込められた独創的なコンセプトや、使用された食材にまつわる興味深いストーリーが披露され、高校生・大学生共に関心を持ちながら聞き入りました。その後、互いの作品を試食し、「見た目も素晴らしいが、味も甲乙つけがたい作品に仕上がっている」と語りあいました。
参加した学生は「学生・生徒同士が作品を披露し、学び合いながらパイ作りの楽しさを実感し、様々な視点を共有する良い機会となった」、生徒は「充実した設備のもと、仲間と楽しく試作が出来て良かった」と語りました。