健康・スポーツ科学科の中堀ゼミが女子フットサルチーム「アルコ神戸」のフィジカル測定を実施
2025/07/07
健康・スポーツ科学科准教授の中堀千香子ゼミでは5月18日、日本女子フットサルリーグ所属の強豪チーム「アルコ神戸」を本学に迎え、2025シーズン開幕直後の選手を対象としたフィジカル測定を実施しました。
アルコ神戸は2008年に神戸市で創設され、日本女子フットサルリーグの初代女王に輝いた実績を持つ日本を代表する女子フットサルクラブの一つです。全国大会でも数々の優勝を重ね、「神戸の街をフットサルで盛り上げていく」をモットーに、地域に根ざした活動を展開しています。
今回の連携は、クラブに本学科の在学生が所属していること、また監督が本学卒業生であることを背景に実現しました。全国トップクラスで活躍する女子アスリートを対象に、学生が直接支援に関われるという貴重な実践機会であり、学生にとっては、学内で学んだ理論を現場で生かす実践教育の場となりました。
測定では、スピード・アジリティ、ジャンプ力、間欠性持久力など、競技パフォーマンスに直結する体力要素を、本学のリソースである専用測定機器を活用して多角的に評価。ゼミ内では、事前に測定方法やデータ処理法を綿密に検討し、選手へのフィードバックまで見据えて準備を重ねてきました。当日は、測定・機器操作・記録・説明まで、すべてを学生が担当しました。
今後は、シーズンを通じての定期的な測定とフィードバックを継続的に実施する予定です。選手の体力や運動能力を客観的に把握し、怪我の予防やトレーニング内容の最適化、コンディショニング管理に貢献していくことが期待されます。学生からは「より効率的な運営」「計測精度のさらなる向上」といった前向きな課題も挙がっており、継続的な活動の中で質の高い支援体制の構築を目指して取り組んでいきます。