NEWS

奈良県天理市にあるホテルの活性化案を提案するPBL授業の最終回で、最優秀賞チームが決定しました。

2025/08/07

「フェアフィールド・バイ・マリオット 道の駅プロジェクト」が運営するホテル「奈良天理山の辺の道」の課題解決に挑む社会情報学部の「総合科目プロジェクト演習Ⅱ」の最終回が7月17日、メディアホールで行われました。事前審査を通過した9チームが活性化案をプレゼンテーションし、最優秀チームが選ばれました。

 

「フェアフィールド・バイ・マリオット 道の駅プロジェクト」は、宿泊に特化したホテルを全国で展開し、ホテルを拠点に「地域の知られざる魅力を渡り歩く旅」のスタイルを提唱しています。奈良天理山の辺の道は認知度や地域の観光資源の活用に課題があり、Z世代の意見を取り入れようと、本学社会情報学部とのコラボレーションに応じました。

 

学生たちは4、5人のチームに分かれ、SWOT分析やGoogleフォームでのアンケート、外部業者への聞き取りなどを行ったり、実際に現地に行ったり、それぞれの方法で課題を見極め、活性化につながるアイデアを形にし、発表しました。

 

あるチームは、日中はアロマキャンドルづくりなど体験型のワークショップイベントを行い、夜は室内で大画面の映像やゲームを楽しめるようにする「昼夜二つの楽しみ方」を提案。また別のチームは、奈良の薬草をテーマに、大学生とその母親をターゲットとして「五感で感じる旅」を提案。ほかにも近隣にある石上神宮や春日大社などスピリチュアルな場に「推し」の活躍を祈りに行くバスツアー、近くの農園でのフルーツ狩りとホテルでのパフェづくりなど、魅力的なアイデアが次々に紹介されました。

 

最優秀賞に輝いたのは、BBQと天体観測を組み合わせた企画を提案した西村美優さん、川﨑愛未さん、廣岡歩希さん、吉田麻桜さんのチーム。地元の食材や自然豊かなエリアならではの星空を通して歴史と宇宙を感じる旅を考えました。結果が告げられた瞬間、うれし涙を見せた廣岡さんは、「心の中のイメージを形にできた。みんなで力を合わせ、それぞれの得意分野を合わせて作ることができた」と満足そうに語りました。副賞として、全国のフェアフィールド・バイ・マリオットで使える宿泊券が贈られました。

 

審査員となったフェアフィールド・バイ・マリオット道の駅プロジェクトの大嶋茂COO(最高運営責任者)からは「ターゲットを明確にして分析するマーケティングをよく理解されている。皆さんの発表を聞きながら、たくさんメモを取りました」と講評。フェアフィールド・バイ・マリオット奈良山の辺の道の星野滋支配人も「毎日ホテルにいるが思いつかないアイデアばかり。アイデアのどれかをやりたい。実現したときには訪れてほしい」とうれしそうに話しました。

 

 

MUKOJO SNS

  • 武庫川女子大学 武庫川女子大学短期大学部のFacebook
  • 武庫川女子大学 武庫川女子大学短期大学部のtwitter
  • 武庫川女子大学 武庫川女子大学短期大学部のLINE
  • 武庫川女子大学 武庫川女子大学短期大学部のinstagram
  • 武庫川女子大学 武庫川女子大学短期大学部のyoutube
CLOSE