8月オープンキャンパス1日目は各会場とも満席の盛況。共学化の公表を受け、男子高校生の姿も散見されました。
2025/08/09
武庫川女子大学の夏のオープンキャンパスが8月9日、3キャンパスで行われ、1517組2897人が訪れました。10日も行われます。
2027年度からの共学化が決定後、初のオープンキャンパスだけに、各キャンパスで男子高校生の姿が散見されました。
夏休み期間のため早めにキャンパスを訪れ、学食でランチを楽しむ家族連れや高校生グループも目立ち、オープニングイベントが行われた公江記念講堂は3階まで満席となりました。
バトン・チアリーディング部の演技に続き、髙橋享子学長があいさつに立ち、「共学化によって教育と研究をさらに進化させ、新たな可能性を生み出す大学を目指します。皆さんと共に新たな歴史を創り、素晴らしい未来を切り拓いていけることを心から楽しみにしています」と呼び掛けました。
キャンパスツアーを先導するオーキャンスタッフをはじめ、各学科プログラムでも在学生たちが来場者の質問に答えるなど活躍。入試相談コーナーは熱心に説明を聞く来場者が次々と訪れ、これからの入試シーズンに向け、熱気の高まりが感じられました。
歴史文化学科では縄文土器や弥生土器、矢じりの実物を直接触れられる形で展示。武藤康弘学科長が出土したエリアや使途などを説明し、参加者が興味深そうに見入っていました。社会福祉学科では、高い国家試験合格率や卒業生の活躍のポスター展示を見ながら、学生たちが来場者と談笑。来年度から「声楽・ミュージカルコース」が始まる音楽学部には、50人以上が参加し、新コースへの期待の高まりを感じさせました。
生活環境学部では、学科を巡るツアーで既製服を作る大型ミシンが並ぶ部屋や、実際に学生が作った衣装を見て回りました。ワークショップでは、木と糸を使ったお守りづくりが、高校生の人気を集めていました。お守りの形をした端材に、織り糸を自由に巻き付けて完成させます。「合格祈願」のお守りを友達と一緒に作った来場者は、互いに作品を見せあい、出来栄えに満足そうでした。手を動かしながら、在校生にキャンパスライフについて尋ねたり、会話を交わしたりしていました。
日下記念マルチメディア館では、RMKによるメイクレッスンがあり、なりたい自分に近づくためのアドバイスも。高校生は、プロの助言で、いつもと違う自分の姿を発見できたようです。レッスンが開かれたキャリアセンターは、就職活動支援の一環で化粧品メーカーともつながりがあり、こうした企画が実現しました。
浜甲子園キャンパスでは、環境共生学部の学科プログラムに男子が目立ち、ニーズの高さをうかがわせました。環境共生学科では、模擬授業やオープンラボ、体験ワークなどの複数プログラムを実施。模擬授業では矢野輝明教授が「細胞膜の構造と環境中の分子の影響」と題したミニ講義を行いました。オープンラボのプログラム「利き水で硬度の違いがわかるかな?」では、5種類の水を飲み比べ、水の中に含まれる硬度を測定。同じテーブルに座った高校生たちが協力して、データを計測しました。在学生によるキャンパスツアーでは、建設中の「プロジェクト棟」を紹介したり、研究室を訪問したりして、高校生たちは入学後の学びについて理解を深めました。