食物栄養学科の福田史織助手が日本食品科学工学会第72回大会で企業賞、日本きのこ学会第28回大会で優秀ポスター賞を受賞しました。
2025/09/12
食物栄養科学部食物栄養学科の福田史織助手が8月27日~29日に日本大学湘南キャンパスで開催された日本食品科学工学会第72回大会において若手の会ポスター賞の「企業賞」を、9月2日~3日にGメッセ群馬で開催された日本きのこ学会第28回大会で「日本きのこ学会優秀ポスター賞」を受賞しました。
福田助手は担子菌(きのこ)が有している発酵能力に着目。チョコレート製造へ応用した研究を行っており、日本食品科学工学会第72回大会では「担子菌の発酵能を利用した機能性チョコレートの開発」の発表演題で、所属している食品加工学研究室(指導教員:松井徳光教授)が所有する48種類のきのこを用いてチョコレートの製造を行い、きのこで発酵させることで従来のチョコレートに比べ、テオブロミンやポリフェノール量が増加し、抗酸化活性に優れたチョコレートが開発可能であることを発表しました。
また、日本きのこ学会第28回大会では「担子菌の発酵能によるチョコレート中のテオブロミンおよびカフェイン含有量の変化について」の発表演題で、きのこで発酵させたチョコレート中のテオブロミンおよびカフェイン含有量を分析し、生合成のメカニズムについての発表を行いました。領域の異なる2つの学会から優れた研究発表者に贈られるポスター賞を受賞し、若手研究者として今後の成長が期待されます。
福田助手は受賞にあたり「研究の基礎からご指導いただき、研究者として成長の機会を絶えず与えてくださった松井徳光教授、研究に様々なご助言いただいた共同研究者の方々、共に悩み、学びあった食品加工学研究室の大学院生や卒論生、研究に携わった皆さまに感謝申し上げます」と話しています。