健康科学総合研究所が、若年女性の「やせ」リスクに関する研究のため、測定会を行いました。
2025/09/16
健康科学総合研究所では、7月28日、8月4日、8月5日の3日間にわたり、「若年女性の食習慣と健康障害との関係や出生時体重との関連性に関する研究」の測定会を行いました。本研究は、近年問題となっている若年女性の「やせ」に着目し、食・生活習慣と将来的な骨粗しょう症や糖尿病、低出生体重児出産のリスクとの関連を明らかにすることを目的としており、昨年度に引き続き、実施しました。
昨年度は、体組成・骨密度の測定、血液検査を実施し、食習慣・運動習慣に関するアンケート調査から摂取・消費エネルギー量などの推算を行いました。今年度はこれらに加えて、昨年冬期から始めた皮膚状態に関する測定(水分量、皮脂量、タンパク質変性の糖化など)も実施しました。肌の状態は、摂取栄養や日々の生活習慣を反映する重要な指標と考えています。
今回は、研究所の呼びかけにこたえ、13学科43名の学生が研究に参加してくれました。研究所では、「研究へのご協力に心より感謝いたします。研究結果を分析し、具体的な生活習慣や特定の栄養素の過不足と健康障害との関連を明らかにしていきます。そして、学生の段階から健康改善に取り組めるようなプログラムの構築を目指します。将来、心身ともに健康な社会人や母親が増える社会に貢献できるよう、今後も研究を進めていきます」としています。