ホームカミングデーで卒業生らの歓声が飛び交いました。基調講演「教師の悩みとモンスターペアレント」と記念講演会「子ども育ち、親育ち」も開催。
2008/06/01
卒業生が一堂に会するホームカミング・デー「鳴松会の日」の行事が6月1日に行われました。公江記念講堂では、諸富祥彦・明治大学文学部教授の基調講演「教師の悩みとモンスターペアレント」=写真右=と、本学OGの教職経験者らをパネリストとした記念講演会「子ども育ち、親育ち」が行われ、約400人が熱心にメモをとるなどして聞き入りました。
長年、教師に対するカウンセリング活動を行ってきた諸富教授は、過酷な教育現場の現状を紹介。中でも教師を悩ましている原因として、学校に対して理不尽な要求を繰り返す保護者・通称「モンスターペアレント」を挙げました。解決するには「学校・教師・保護者の3者それぞれが、協働して子どもを育てるというパートナーシップを持つことが求められている」と力説しました。
記念講演会は教育学科が企画、出野務・学科長、遠藤晶・同准教授の司会・進行で行われました。本学OGの教職経験者として筒井由美子さん、河俣規世佳さん、太田真紀子さんと夫の務さんが教壇や家庭での経験を話し合いました=写真左=。
記念講演会の前には、日下記念マルチメディア館で役員会・総会が行われ、会計や事業計画・予算案などが報告・説明されました。講演会の後には、食堂「アゼリア」で懇親会が開かれ、約500人が参加。キャンパスツアー、クラス会なども行われ、キャンパス内は一日中、卒業生やその家族、教職員などの歓声が飛び交いました。