生活環境学科の三宅正弘・准教授のゼミ生が「鳴尾のびわ娘」になって西宮神社の神事に参加し、伝統の「おこしや祭り」を盛り上げました。
2008/06/14
西宮神社の神事として毎年6月14日に行われてきた「おこしや祭り」を市民のお祭りとしてもっと盛り上げようと、生活環境学科の三宅正弘・准教授のゼミ生が神事に参加しました。
「おこしや祭り」は、えびす様が海から西宮神社にお越しになられたことにちなみ、毎年6月14日に行われる神事です。当日は、神社の約500メートル東にある、御輿屋(おこしや)跡地まで、えびす様をびわで飾りつけをした神輿にのせてお連れし、おまつりします。御輿屋は、海からこの地に来られる途中に、えびす様が休憩されたところです。
ゼミ生と大学院生の9人は「鳴尾のびわ娘」として浴衣姿で参加し、西宮神社本殿の神事に参列。続いて、えびす様を乗せ、びわの枝で飾られた神輿とともに、西宮中央商店街を練り歩き、神社の約500メートル東にある、御輿屋跡地まで移動しました=写真右=。御輿屋跡地での神事の後、参拝者約300人にびわを配りました=写真左=。
この日は衣替えとして浴衣下ろしをし、浴衣を着始める日とされています。また、祭りの時期に、季節の果物の枇杷(びわ)を神前に供えたり、訪れる人に配ったりする風習があります。そのため、このお祭りは「ゆかた祭り」とも「びわ祭り」とも呼ばれています。
おまつりに参加した学生たちは「おまつりというと縁日のイメージがあるのですが、こうして神事に参列するのは初めてなので、すこし緊張しました」「おまつりに参加して、地域をこれまでより身近に感じられるようになりました」と話していました。