武庫川女子大学の産学連携プロジェクト「ローソンプロジェクト」で、参加した学生、生徒が「自分たちが考えた未来のローソン」を提案しました。
2026/01/21
武庫川女子大学が株式会社ローソン(以下、ローソン)と連携し、2050年の未来社会の課題を解決し、地域創生を目指すコンビニエンスストアを構想する高大連携プロジェクト「ローソンプロジェクト」で、プロジェクトに参加している経営学部の学生と兵庫県、香川県、三重県の3高校の生徒がローソンへの最終発表を行い、それぞれの地域の課題を解決し得る店舗構想や地元の食材を活用した商品の提案を行いました。
ローソンへの最終発表は1月9日、武庫川女子大学中央キャンパスで行われ、経営学部の学生(3チーム17人)と三重県立相可高校(17チーム18人)、香川県立琴平高校(7チーム37人)、兵庫県立洲本実業高校(3チーム19人)が参加しました。
経営学部では「明石・舞子団地(以下、明舞団地)」(神戸市・明石市)や姫路市でフィールドワークを行ってきました。この日の発表では、姫路市の観光活性化をテーマに、山上に映画「ラストサムライ」のロケ地としても知られる圓教寺がある書写山でのアバター接客型無人ローソンの設置や、姫路お城まつりでローソンのSDGsな取り組みを紹介する特設ブースの設置を提案しました。
うち、姫路お城まつりでの特設ブースは、今年の姫路お城まつりで実現する予定です。特設ブースは、ローソンのSDGsな取り組みを日本古来の知恵として再発見させる観光体験として企画。江戸時代初期に建てられ、400年以上が経過した現在も、その美しい姿を残している世界遺産の姫路城のお城まつりで実施することで、SDGsは「日本人が昔から大切にしてきた当たり前」ということを来場者に伝えたいとしています。
ローソンの社員からは、「ローソンのSDGsに向けた取り組みは、昔からやっていることが今につながっていることに気付かされた。新しい視点で、姫路市内のローソン全体の活性化にもつながる」と評価する声が聞かれました。
また、発表した学生たちは、「姫路お城まつりは、国宝の姫路城を中心に日本の歴史、文化、美意識を現代に伝える市民参加型の観光イベントで、ローソンの取り組みと昔の文化を組み合わせ、祭りの趣旨にあった内容を考えた。お城まつりの参加者は減っており、観光客を呼び込むイベントに変えたい。ブースの設置が楽しみです」と話しています。
3高校の生徒はVTRで参加しました。
生産経済科や食物調理科があり「高校生レストランまごの店」を運営する相可高校は、前川早生次郎柿、伊勢いも、アオサ、しいたけなど地元の食材を活用した商品提案を行いました。
金刀比羅宮の門前町にある琴平高校は、日帰り客の多さや滞在時間の短さなどの観光課題や過疎化・人口減に対処できるローソン店舗として、「観光ローソン」、「カフェローソン」、空き家を利用した「レトロローソン」などを提案しました。
洲本実業高校は、洲本市の人口減少、少子高齢化、特に若者の流出が深刻だとして、若者から高齢者まで集まり、観光客誘致にもつなげ、地域を活性化させる無人ローソン、ショッピングモールローソンの設置を提案しました。
ローソンは、脱炭素社会を2050年に実現し、青く豊かな地球環境を未来につなげるため、2019年に環境ビジョン「Lawson Blue Challenge 2050 !」を策定。SDGsが目指す姿に貢献すべく、CO2排出量の削減、食品ロスの削減、容器包装のプラスチックやレジ袋削減などの社会・環境課題の解決に向けた取り組みを進めています。学生・生徒は、ローソンからは、SDGsの取り組みに加え、店舗開発の考え方や地域の市民サービス拠点としての役割や心構えを学びました。また、プロジェクトには、ソフトバンク株式会社(以下、ソフトバンク)とSAPジャパンが参加。ソフトバンクからは、サステナビリティと生成の基礎を学び、生成AIを用いた社会課題解決のアプローチや画像生成AI、説得力のあるプレゼンテーション技法を習得。SAPジャパンからは、デザインシンキングを用いた課題発見・アイデア創出、社会貢献と利益を両立させるビジネス構築力を学びました。
プロジェクトには2025年度、武庫川女子大学のほか、兵庫県、香川県、三重県の5つの高校が参加し、高大連携を進めています。プロジェクトを進める経営学部の谷口浩二助教は「学生・生徒はこのプロジェクトへの参加を通じて、地域が抱える課題を理解するとともに、自分が住む地域の魅力を再発見し、自分たちが考えた未来のローソンを核として、まちの魅力を全国に発信してもらえれば幸いです」と話しています。








