令和7年度卒業式と、大学院の修了式が行われました。
2026/03/20
武庫川女子大学の令和7年度卒業式が19日に引き続き3月20日、公江記念講堂で行われ、健康・スポーツ科学部、生活環境学部、経営学部、短大生活造形学科の学生たちが社会へ巣立ちました。
今年度の卒業生は大学10学部17学科2203人、短期大学部は3学科から88人。大学院は131人が修了しました。
短期大学部は2025年度から募集を停止しており、この日の生活造形学科が短大としての区切りとなります。
髙橋享子学長は式辞で短期大学部の功績に触れ、「今年度をもって75年にわたる輝かしい歴史に一つの区切りを迎えますが、累計10万人もの卒業生を輩出し、日本における女子高等教育の発展に寄与してきましたこの歩みは、本学にとりまして揺るぎない誇りです」と述べました。
短大生活造形学科を卒業する学生たちは「模型など作品を作る機会が多く、密度の濃い2年間でした」「クラスの仲がよくて楽しかった。みんなで遅くまで残って作品を仕上げたのが良い思い出です」と話していました。
服装自由化は卒業式の風景を大きく変えました。答辞、送辞でも服装についての言及が相次ぎました。社会情報学部3年の森脇一花さんは「まるで春の花々が一斉に開いたような晴れやかな光景は、先輩たちの行動力と情熱の賜物です」と服装自由化に尽力した卒業生たちを労い、答辞を読んだ経営学部の松田光里さんは、服装自由化に取り組んだ当事者として「挑戦する勇気、異なる意見に耳を傾ける姿勢、周囲と協力して前に進む力。この経験を通して自ら考え、動くことを身をもって学びました」と振り返りました。
袴姿が目立つ中で、制服やスーツ、ドレスで「自分らしさ」を表現する学生もいました。クラシックな少女風の服装で参列した経営学部の学生は「人とかぶりたくないから」と、笑顔。生活環境学科では卒業制作で作ったジェンダーレス制服をアレンジしたり、大好きなブランドの小物と自作のスーツをコラボさせたり、手作り派がひときわ目を引きました。
式後はそれぞれのクラスで学位記を受け取り、教員やクラスメイトと記念写真を撮って別れを惜しんでいました。
大学院学位記授与式も20日、日下記念マルチメディア館であり、博士後期課程3研究科6人、修士課程8研究科125人に学位記が授与されました。髙橋享子学長は、「客観的事実と論理で語り合うのが研究の世界。研究の手法は、迷走する現代社会を導く道標となるもの。学位記は、皆さんが自らの手でつかみ取った知性の証明です」と式辞を送りました。「共学化する武庫川大学のビジョンは、『ダイバーシティと研究力で未来をひらく』で、年齢、性別、国籍を超え、学びたい全ての人を受け入れる。大学院は博士後期課程設立から男女共学で研究してきた歴史もあり、さらに充実させていく」と語りました。
郡千寿子文学研究科長は、「日本語は、場面によって呼称が変わる言語で他者から見た自分が呼称に影響している。それに対し、研究世界は個人の成果が問われる世界。学位というのは自分が頑張ってきた証で、人生で苦しい時、あんなに頑張れたと思え、自信を取り戻すのにも有効だ。皆さんの活躍、飛躍を心から願っています」と祝辞を送りました。
修了生総代で謝辞を読んだ岩佐知美さんは、中学校校長を務めながら、大学院に通いました。「中学校の保健体育科で培った経験と大学院で学んだ理論を、授業改善や教職員の力量形成にしていく。仕事との両立は容易でなかったが、家庭や職場での理解や励ましがあり、やってこられた。大学院で得た知識や経験、出会いは、社会への貢献に生かされると確信している」と語りました。岩佐さんは、「管理職と大学院生との両立ができたのは、ひとえに理解ある指導教員の先生のお陰です。大学院で学んだ理論が根拠となり、学校現場で自信をもって子ども、先生と向き合えています」と感謝を述べました。
















