ご声援ありがとうございました。OGの北本さんと鈴木さんが北京五輪カヌー・カヤックフォアで入賞! 北本さんは同ペアでも入賞! 日本初の快挙。キャンパスには入賞を祝う横断幕が掲げられました。動画では、大学で後輩や教職員らが大声援を送った応援の様子をご紹介。
2008/09/03
北京オリンピックのカヌー女子カヤックフォア500mの決勝が8月22日夕行われ、本学OGのの北本忍さん(1999年文学部教育学科体育専攻=現・健康・スポーツ科学科=卒)と鈴木祐美子さん(1998年同卒)の所属する日本チームが、1分36秒465で見事6位に入賞しました。23日夕に行われたカヤックペア500mの決勝でも、北本さんは竹屋美紀子さんとともに出場し、1分43秒291の記録で5位に入賞しました。両種目とも、入賞は日本としては初の快挙です。
カヤックフォア500m決勝には9艇が出場し、日本は1レーンでスタート。前半の250メートルを7位で通過した日本は、先行するドイツなどを必死に追い上げ、順位を1つあげてゴールしました。
カヤックペア500mの決勝にも9艇が出場し、日本は8レーンでスタート。予選は1分46秒980、準決勝は1分43秒541でしたが、決勝ではいずれのタイムよりも速く、驚異的な粘りを発揮しました。
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22日夕は、在学生や教職員など約120人が中央キャンパス・メディアホールに集まり、松本裕史 健康・スポーツ科学科 講師が音頭を取って応援しました。テレビの中継放送はありませんでしたが、糸魚川直祐学長は「テレビ中継のあるなしは関係ありません。みなさんの気持ちを一つにして、念力を北京に送りましょう!」と呼びかけました。
カヌー部の部員14人は合宿先の琵琶湖から駆けつけ、大学で練習していたバレーボール部、バスケットボール部、陸上競技部の学生らも練習を切り上げて応援。レース開始の5時20分になると、手作りの応援団扇や日の丸の小旗を振ってエールを送り、会場のボルテージは一気に高まりました。ゴールの約1分後、インターネットの試合速報を映した大画面に「日本チーム6位入賞」と表示されると、喜びは爆発し、耳をつんざくほどの拍手と大歓声が湧き上がりました=写真左=。
カヌー部の保喜ちひろ主将は「先輩は私たちのあこがれです」とうっとり。北本さんと鈴木さんを指導した橋本千晶コーチは「2人は大学でカヌーを始め、練習ではよく転覆していました。ここまで強くなったのは、2人の気持ちが強かったからだと思います」と話しました。最後にカヌー部の石井裕子 部長(食物栄養学科 講師)は「(9位で入賞を逃した)アテネオリンピックでは悔しい思いをしましたが、今回はみなさんの熱い思いが届きました」とあいさつしました。
決勝戦の後、糸魚川学長は北京の北本さん、鈴木さんと携帯電話で話し、「入賞、おめでとう。武庫川女子大学のみんながとても喜んでいます」と祝福。鈴木さんは「みなさんの応援のお陰で、いい成績を残すことが出来ました」と話し、北本さんは「みなさんの応援を力にして、明日(23日)の決勝(カヤックペア500m)も頑張ります」とベストを尽くすことを約束しました。
応援の様子を動画でも紹介しました。ホームページ表紙左下の「動画ニュース」のボタンをクリックして、ご覧ください。
2人のオリンピック入賞を祝う横断幕が、9月3日に中央キャンパスに掲げられました。皆さんの応援、ありがとうございました=写真右=。
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本学での応援の様子は、8月23日付の産経、神戸新聞朝刊の社会面、朝日、読売、毎日新聞の阪神版で、それぞれカラー写真などとともに大きな記事で紹介されました。さらに23日付の読売、神戸新聞朝刊の社会面、朝日、産経新聞の阪神版でもカヌー部員らの応援ぶりが紹介されました。