音楽専攻科の酒井友里菜さんが「関西クラシック音楽コンクール」ピアノ部門で2位に入賞。11月に表彰式・演奏会が開かれます。
2008/09/09
音楽専攻科の酒井友里菜さん=写真=が「第2回関西クラシック音楽コンクール」ピアノ部門で2位に入賞しました。1位は該当者がなく、事実上は酒井さんがトップの成績でした。同コンクールは有能な演奏家の発掘・育成を目的として、6月14・15日に大阪府立青少年会館で行われました。コンクールの表彰式をかねた入賞者披露演奏会は11月に行われます。
本選で酒井さんは、今年の音楽学部卒業演奏会で披露した米国の作曲家サミュエル・バーバーの「ソナタ」を演奏。この曲は1949年に作られ、当時の世相を表現した、破壊的な印象を与える「現代曲」と呼ばれるジャンルのものです。酒井さんは「卒業演奏で半年をかけて完成させた曲です。この曲でコンクールに挑戦し、結果を残したい」という意気込みでコンクール初日の予選を勝ち抜き、2日目の決勝でも渾身の演奏を披露しました。
酒井さんは大学を卒業して専攻科生となった現在も、中村伸吾・音楽学部教授の指導の下、月曜から金曜まで毎日、音楽館で練習に励んでいます。また、ロシア人のB.べクテレフ・非常勤講師からも指導を受けており、酒井さんは「今後の目標はロシア人作曲家の曲に挑戦することです」と話しています。