日米親善人形贈呈キャンペーンのポスター・デザイン・コンクールの入賞者が決まり、表彰式が行われました。
2008/10/21
アメリカに人形を贈る「日米親善人形贈呈キャンペーン」への協力を呼び掛けるポスターのデザイン・コンクールの今年度の入賞者が決まり、10月20日午後に中央キャンパス本館4階の会議室で表彰式が行われました=写真中=。
最優秀賞の選ばれたのは、船橋妹さん(文学部 心理・社会福祉学科2年)の作品=写真右=。船橋さんの作品は、3年連続で最優秀賞に選ばれました。
優秀賞には、中村恵さん(附属高3年)、山縣恵奈さん(附属高2年)、谷口加奈子さん(附属中1年)が、努力賞には西野和さん、廣住育美さん(ともに附属高3年)の作品がそれぞれ選ばれました=写真左=。
表彰式では、椋本清・国際交流室長が「海外旅行が常識になり、外国の方とも交流が簡単にできるようにはなりましたが、人々が分かり合う心を保ち、仲良くするためにも人形交流の活動は大切です」とあいさつしました。
附属中・高美術科の福井研一教諭は最優秀賞の船橋さんの作品について「人物が丁寧に描けていて、昨年の作品よりもいいですね」と話し、「今年は初めてパソコンを使った作品も出品されました。応募総数は少なかったですが、よい作品ばかりでした」と講評しました。
このキャンペーンは80年ほど前に、日米関係の悪化を憂いたアメリカ人宣教師が、関係を改善しようと日本に人形を贈ったことに端を発しています。答礼として、日本からも58体の市松人形がアメリカに贈られました。そのうちの1体の市松人形が、本学のアメリカ分校(ワシントン州スポケーン市)の近隣の博物館で見つかったことから、本学院が「日米友好の心を引き継ごう」と1993年からキャンペーンを始めました。