鳴尾のいちごとお正月のことを知ろう。地元の小学生を大学に招いて、町を知るミニ授業が行われました。
2008/12/23
生活環境学科 三宅正弘・准教授が、地元の小学生約70人を招き、歴史ある鳴尾の町を学ぶ授業を12月18日に行いました。
授業で三宅・准教授は、古い地図を見せながら、この町には競馬場があったことや、川を埋め立てて甲子園球場ができたこと、かつて鳴尾ではイチゴの栽培以前にすいかや綿を作っていたことなどを紹介しました。
イチゴについて、冬に収穫されるハウス栽培のイチゴと露地栽培のイチゴ栽培の違いを簡単なカレンダーを使って説明=写真右=。秋に植えたイチゴたちは、冬の間休眠し、春になったら花を咲かせて実がなること。ハウス栽培では明かりを当てるなど育てる環境を調整して、早く収穫できるようにされていること。露地栽培のイチゴたちは、実がなった後、子株を出して、次の世代につながることなどを話しました=写真左=。そして「クリスマスにケーキを食べたらその味を覚えておいてください。そしてみんなが小学校で育てているイチゴが取れたら味を比べてみてくださいね」と話しました。
合わせて鳴尾のお正月の伝統「さかさ門松」について「逆顔大王とえびすさま」という民話を使って紹介、「商店街に飾ってある門松を見ましたか?大学生のお姉さんたちがつくったものです。みんなも、町を見たり、家族などいろんな人に話を聞いてみてください。きっと鳴尾のおもしろいことが見つかりますよ」と語りかけました。