教員の教育力を向上させるFD研修会が行われ、教職員らが初年次教育のあり方について考えました。
2009/02/25
本学で新入生全員がクラス単位で履修する科目「初期演習」に関する教員対象の研修会が2月25日午後、メディアホールで行われました。関西国際大学の岩井洋・学長補佐による講演や本学の若手教員による事例報告があり、教員ら約70人がメモを取るなどして熱心に受講しました=写真=。
初期演習は基礎教育科目の一つとして設けられ、クラスの担任教員が、各学科の勉強の基礎や学生生活に必要なさまざま事柄を教えます。大学設置基準の改正で、これまでは努力義務だったFD(Faculty Development=教員の教育力向上)が、2008年から義務化されました。本学は学内に「武庫川女子大学FD推進委員会」を設置し、授業内容・方法を改善、向上させるために組織的に取り組んでいます。本研修会は、その一環として開催されました。
1部では岩井氏が「初年次教育の課題と展望と題して」題して講演。関西国際大学における初年次教育の現状を紹介しました。
2部では、前田佳予子・食物栄養学科准教授、三宅弘晃・英語文化学科講師、小柳好生・健康・スポーツ科学科講師が、今年度実施した初期演習のプログラムを紹介し、工夫した点や力を注いだ点などを報告しました。
最後には質疑応答の時間も設けられ、教員同士で活発な議論が交わされました。