健康科学研究部が選手の食事を徹底分析! 運動部を対象に栄養調査と食事指導を始めました。
2009/05/14
「健康科学研究部」(顧問:相澤徹・健康・スポーツ科学科教授)の学生たちが、本年度から学友会運動部の強化指定クラブの選手を対象とした栄養調査と食事指導を始めました。5月8日夕、栄養調査の結果をフィードバックする説明会がマルチメディア館5階の教室で行われ、バスケットボール部の選手・コーチら約20人が参加しました=写真=。
健康科学研究部に所属する家辺愛子さん、谷上詩織さん、小貫佐知子さん(いずれも食物栄養学科)の学生3人は4月初旬、バスケットボール部の選手を対象に食事を調査。同部1年~4年の選手31人は、1週間の食事すべてを携帯電話のカメラで撮り、健康科学研究部に電子メールで送りました。家辺さんは約1ヵ月かけて食事内容を分析、摂取カロリーや炭水化物、カルシウムなどの栄養分析表を選手ごとに表にまとめました。そのデータから①欠食がみられる②副菜が不足している③脂質の多い間食をとっている―の3点をバスケットボール部選手の食事の特徴と位置づけました。家辺さんは約6割の選手が朝食を取っていないという調査結果を説明し、「朝昼夕の3食をきっちりと取りましょう。欠食により筋肉量が低下する恐れがあります」などと選手たちにアドバイスしました。
説明会の後半には質疑応答の時間が設けられ、選手からは「練習後はどうしても帰宅時間が遅くなる。どのように食事をとればよいのか」「スポーツドリンクや野菜ジュースは体によいのか」といった質問が出ました。同研究部では今後も運動部を対象に定期的な栄養サポートを実施する予定です。