教員免許更新制にともなう「教員免許状更新講習」が7月27日から本学で始まり、約60人の先生が受講しました。
2009/07/27
教育職員免許法の改正で2009年4月から教員免許更新制が導入されましたが、本学では7月27日から「教員免許状更新講習」が始まり、約60人の教員が受講しました。
初日となる27日は、中学校・高等学校の先生を対象とした必修講習「時代に向き合う教師力開発」(1日目)が開かれました。オリエンテーションに続き、文学部教育学科の安東由則教授が講義。少子化や携帯電話、インターネットの普及などの社会的変化が、学校教育や子どもにどう影響しているかについて考えました。また午後からは本学・教育研究所の上田孝俊准教授が教壇に立ち、江戸時代以降、教育に求められてきたものや、学習指導要領の変遷について解説しました=写真=。
今年度、本学では必修講習「時代に向き合う教師力開発」2講座、選択講習「教師のための学校カウンセリング入門基礎講座」「文章における創造力・表現力のための技法」など12講座が開かれ、延べ約450人が受講する予定です。
教員免許更新制は、教員として必要な資質能力が保持されるよう、定期的に最新の知識・技能を身に付けることで、教員が自信と誇りを持って教壇に立ち、社会の尊敬と信頼を得ることを目指しています。教員免許状に10年間の有効期限が付きます。また2年間で30時間の更新講習の受講が必要となります。30時間のうち12時間を「教育の最新事情に関する事項」(必修講習)、18時間を「教科指導、生徒指導その他教育内容の充実に関する事項」(選択講習)の講習を受講することになります。