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皇太子さまが建築学科のキャンパスである甲子園会館を視察、学生や生徒らと交流されました。その模様がテレビで放送されました。動画ニュースで公開中。

2009/09/25

 皇太子さまが8月8日、本学建築学科のキャンパスである甲子園会館(旧:甲子園ホテル)を視察され、全国の女子大学で最初に開設された建築学科の授業をご覧になりました。学生や生徒らに気軽に声をかけられ、会館は和やかな雰囲気に包まれました。皇太子さまご視察の模様を本ホームページの動画ニュースで紹介しています。

 皇太子さまご視察の模様は9月20日(日)、毎日テレビの「皇室アルバム」で放送されました。

 皇太子さまは午前11時53分、甲子園会館にお着きになり、大河原量・学院長=写真右の右側=と糸魚川直祐・学長=同左側=がお出迎え。玄関前では学院教職員や学生、生徒、附属幼稚園児など約150人が国旗の小旗を振って歓迎しました。

 皇太子さまは会館西ホールで附属高校コーラス部の合唱「花火ひらく」をご鑑賞。部長の3年生・高崎美希さんに「練習はどれくらい、されますか? 歌はどのような意味ですか?」などとご質問。高崎さんが「練習は毎日、休みの日もしています。歌は男女をテーマにしていますが、私たちなりに解釈して歌いました」と答えると、「すごいですね」とうなづかれました。続いて、大河原学院長から武庫川学院と甲子園会館の概要などを聴取され、「趣き、雰囲気のある建物ですね」と感嘆した様子で話されました。

 この後、会館地下1階のアトリエで、建築学科の授業「建物保存修復実習」の瓦制作の様子を視察されました。この実習では、大正時代まで行われていた伝統的な手法で、甲子園会館の屋根の復元に使う瓦を作ります。皇太子さまは「何年生ですか?」「どこが難しいですか?」などと学生にお声を掛けられました=写真中=。この後、会館1階のスタジオで、学生の「建築設計演習」も視察されました。

 午後2時、玄関を出られた皇太子さまは、お見送りの学生の列に近づかれ、「学校は楽しいですか?」「最近、制作した作品は何ですか?」「勉強は楽しいですか?」などと次々とご質問。建築学科の学生には「余り時間がなくて、十分には回れませんでしたが、難しいことをされていますね。頑張ってください」と励ましの言葉を掛けられました。

 大河原学院長、糸魚川学長には「貴学のますますのご発展をお祈りします」と言葉を掛けられて、お帰りになりました。

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 スタジオで実習をした建築学科の学生や実習のご説明をした岡崎甚幸・建築学科長は皇太子さまが帰られた後、記者会見をしました=写真左=。
 北岡敦子さん(1年生)は「『どのような建物を建てたいですか』とお声を掛けていただいたので、体の不自由な方でも住みやすい建物を作りたいですとお答えしました」と話し、黒江美紗子さん(3年生)は「『難しいですか』などと、気遣ってくださいました。とても優しいお方だと感じました」と感激。
  岡崎学科長は「殿下は伝統的な保存修復に大変、興味をお持ちのようでした。甲子園会館の竣工時に使われたタイルが宮内庁御用達であることをご説明しましたが、殿下はよくご存知でした」と話していました。

 

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