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日本を懐かしく思い出すでしょう―。交換留学生たちが日本語学習の成果を発表する「日本語発表会」が開かれました。

2010/01/19

 留学生8人が留学期間が終了するのを前に研究成果を日本語で発表する「日本語発表会」が1月18日、本学中央キャンパスのマルチメディア館で開催されました。発表したのはイギリス(セントラル・ランカシャー大学)、カナダ(マウントロイヤル大学)、オーストラリア(マードック大学)、韓国(韓南大学)から来日している交換留学生7人と、中国からの正規留学生1人の計8人です。

 エイミー・ウーさん(オーストラリア)は「日本人の知らない日本語」をテーマに取り上げました=写真=。クイズ形式で、日本語の食器の正式の名前や助数詞(1個、1匹、1頭、1膳など)などを紹介した後、自分のエピソードを紹介。健康のために何を食べたらいいのか聞かれた際に、本当は「くだもの」と言いたかったのに「こども!」と答え相手をびっくりさせたこと。先輩にあいさつをする時に「こんにちは、せんべい」と言ってしまったことなどを話し、外国人が日本語を聞き間違えて使っていることがあると説明しました。最後に「日本語の表現を間違えて、恥ずかしい思いをいっぱいしましたが、間違いの多い生活は楽しかったです。国に帰っても、懐かしく思うでしょう」と締めくくりました。

 正規留学生のキン・エイさん(中国)のテーマは「どんなに長い道でも」。高校生の時に進路に悩み、辛い時期を過ごした時に偶然見つけた言葉が、自分を励まし、来日する勇気を与えてくれたことや、今の自分を後押ししてくれていることなどを話しました。「自信のない私にとって一歩踏み出すことはとても大変なことでしたが、その一歩を踏み出していなければ、今の自分はいません」と振り返り、「私の大好きな言葉を皆さんに贈ります。『どんなに長い道でも、一歩一歩歩けば、目的地まで歩ける。どんなに短い道でも、足を動かさなければ目的地に到着できない』」と語りました。

 留学生と交流のあった学生や教員ら約60人が見守る中、「引きこもり」「ええやん大阪」「落語(笑いは世界の共通語)」といったさまざまなテーマで発表が行われました。発表会後には、国際交流室で茶話会が開かれ、参加者は日本での滞在期間が残り少なくなった留学生たちとの時間を楽しみました。

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