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教育学科の学生に卒業のはなむけの詩。3年前にアメリカ分校で留学中の学生と一緒にボランティア活動をした独楽回し名人からのプレゼントです。

2010/03/21

 アメリカ分校・MFWIを3年前に訪れ、留学中の教育学科の学生と一緒に独楽回しの公演をした三木一仁さん(63歳)=伊丹市在住=が、親の子どもへの愛情を綴った自作の詩「だいじな このこ」のカードを卒業の餞(はなむけ)として学生らに贈りました。この詩は、学生らが英訳して、アメリカ公演で朗読した思い出深いものです。学生らは「詩が訴える『人に対する優しさ』を、社会に出てからも大切にしたい」などと口々に話していました。

アメリカで学生と独楽名人が共演
 肥後ちょんがけ独楽の名人の三木さんは2007年9月、ボランティア活動でスポケーン市を訪れ、マック美術館などで独楽回しをし、学生ら39人が公演を手伝いました=写真右、左端は三木さん=。公演では、三木さんの自作の詩を奥さんの晴美さんが朗読しました。「だいすき だいすき だいじな こ ‥‥あいての きもちを きずつけず あいてを はげます ちえのある えがおの すてきな ひとになれ‥‥」。
 続いて、学生らは同学科の北口勝也准教授の指導で翻訳した英語バージョンの詩「Our precious baby(だいじな このこ)」を読み上げました。「I love , I love our precious baby.‥‥Don’t hurt anyone’s feelings. You should encourage everyone. Be wise person with a nice smile‥‥」。学生と三木夫妻のコラボレーションは大好評でした。

親の子に対する愛情の深さを教えられた
 北口先生は、三木さんから送られてきた学生へのメッセージと三木夫妻の近影を表面=写真左=に、裏面には日本語と英語の詩、三木さんが描いた鬼の親子のイラストを印刷して、三木さんから学生への卒業の餞のカードにしました。

 3月20日夜、大阪のホテルで開かれた卒業披露パーティで、MFWIに留学した学生39人に北口先生からカードが手渡されました=写真中、中央は北口先生=。メッセージには<ご卒業おめでとうございます。楽しい思い出を沢山に下さった皆さんの未来に、幸せが待っていることを確信します。今後も怠らずご精進下さいますようお願いします。幸い、我ら夫婦も年齢相応の元気を維持できており、仲良く暮らしております>と書いてありました。

 学生らは「この詩で、人に対する優しさを学べた」「親に感謝するようになった」「カードを大切にします」「将来は、三木夫妻のように、仲の良い家庭を築きたい」などと話していました。

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