遺伝子検査で自分の体質を知り、正しい飲酒習慣をつけよう! 学生対象の第1回アルコール健康教育セミナーが開かれました。
2010/04/26
「第1回アルコール健康教育セミナー」(主催:武庫川女子大学バイオサイエンス研究所)が4月24日午後、中央キャンパス文学2号館で行われました=写真=。学生約30人が参加し、同研究所研究員の木下健司・薬学部教授が開発した遺伝子検査法によるアルコール体質検査を受けました。
木下教授は2月、毛根や唾液などの生体サンプルを直接、反応液に入れて遺伝子タイプを判別するという画期的な遺伝子検査方法を開発し、新聞などで大きく報道されました。木下教授はセミナーで、このアルコール体質検査の趣旨を説明し、遺伝子とはどのようなものなのか、アルコールは体内でどのように分解されるのかを分かりやすく解説しました。検査の実施に同意した学生は、自分の唾液をろ紙に塗りつけ、提出しました。検査結果は1カ月後に参加者に通知されます。
木下教授は「日本は先進国の中で最も遺伝子に対する理解が遅れている国です。このアルコール体質検査をきっかけに、遺伝子に対する理解を深めてほしい」と話していました。参加した学生は「木下先生がこの検査方法を開発したことをニュースで知り、ぜひ私も受けたいと思って参加しました。自分のアルコール体質を知り、お酒とうまく付き合っていきたいです」と話していました。
バイオサイエンス研究所では5月15日(土)の12時30分からも文学2号館23号教室で第2回目のアルコール健康教育セミナーを開催する予定です。