5月10日から始まる「Brown Rice Week」の記者発表を、学生・生徒らが西宮市政記者クラブで行いました。
2010/05/08
学生食堂で玄米食を毎月1週間、学生食堂で提供する「MUKOGAWA Brown Rice Week」が5月10日からスタートするのを前に、学生や生徒らが7日午後、西宮市政記者クラブでこの企画の記者発表を行いました。
※この記事は、産経新聞の5月8日付朝刊阪神面で「玄米食べて寄付しよう 武庫川女子大など取り組み 10日から」の見出しで、サンプルメニューのカラー写真とともに掲載されました。
「Brown Rice Week」は、行啓が昨年8月8日にあったことにちなんで、毎月8日から始まる平日の5日間、開催。その第1回目が、5月10日から14日まで行われます。この期間中は、玄米を使用し、品数と量を少なめにしたメニューを大学の四つの食堂「アゼリア」「金澤食堂」「甲子園会館食堂」「薬学部食堂」と附属中学・高校の食堂「サンテリッツ」で販売し、売り上げの1~2割を飢餓救済の国際機関に寄付します。通常の定食料金は400円ですが、Brown Riceは350円以下で販売します。
制定の経緯
皇太子さまは著書「テムズとともに」の中で、留学されていたオックスフォード大学の寮では「Brown Rice Week」を設け、学生は食堂で通常の料金を払って粗食の玄米食を食べ、差額を難民救済の資金にしていることを書かれています。皇太子さまは昨年8月8日、本大学建築学科のキャンパスである甲子園会館(旧・甲子園ホテル)で同学科の実習を視察されました。この際、大河原学院長が「オックスフォードは素晴らしいことをしています。わが学院でも同じような取り組みを行いたいと思います」と話すと、皇太子さまは大変、お喜びになられました。この“約束”を果たすため、本学院は皇太子殿下行啓記念事業として「MUKOGAWA Brown Rice Week」を始めることにしました。
なぜ玄米食を食べるのか
飽食の時代に、あえて粗食の低カロリーのメニューにして健康に資するとともに、世界では飢えや貧困に苦しむ人々がいることを学生・生徒らが考える機会にします。また、玄米は食物繊維やミネラルを多く含んでいるので、便秘に悩んでいる人や健康に関心のある人に適した食材です。玄米は良くかまなければなりませんが、良くかむことで満腹感を感じ、カロリーオーバーになることを防止し、腹八分目を目指します。
記者発表
記者発表は5月7日午後、西宮市役所内の市政記者クラブで行われました。大学学友会厚生委員長の岸本望都さん、附属中学・高校家政部部長の草浦美香さん(高校3年)らが「Brown Rice Week」について説明し、「学生や生徒が中心になって、この活動を盛り上げたいです」などと話しました。