大阪コリアタウンでのフィールドワーク

2024年10月24日

4年生の卒業演習では、ゼミごとにわかれて各教員指導のもと研究を進め、卒業論文をまとめます。小児看護学ゼミの教員は外国にルーツを持つ親子への支援に関する研究をしています。近年では、世界の様々な国の人々が日本で生活しており、医療の場においても多様性・ダイバーシティの理解が求められています。
そこで、小児看護学ゼミでは地域に在住する在日外国人や外国にルーツをもつ方々の歴史や文化を学び、データ収集の参考とするため、大阪の生野区にあるコリアタウンへフィールドワークに行きました。

鶴橋の商店街を歩いて地域に根差して生活されている様子を肌で感じ、大阪コリアタウン歴史資料館にて朝鮮半島にルーツを持つ方々が大阪で生活されている歴史的な背景について学びを深めました。

大阪コリアタウン歴史資料館

学生のレポートでは、
・大阪は多国籍の方々が多く、その国々の文化や特徴を尊重することが大切だと感じた。
・看護師として海外の方の看護を行うときには、相手の文化を尊重できるような食事やケアを提案したいと考えた。
・対象者の文化について知識を増やし、食事の変更などでは栄養士さんとの多職種連携なども行いたいと考えた。
・コリアンタウンはただ韓国の文化を楽しむことができる場所であるという考えであったが、 様々な影響を受けながらも、朝鮮半島にルーツを持つ方々が作り上げてきた街であるということを学ぶことができた。
などの意見がありました。


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