2021年07月
前期の授業も大詰めです!
世間では7月22日はオリピックのため祝日なのですが、本学の学生さんにとっては前期授業の大詰めとなっています。
1時間目は1年生の疾病治療概論、授業最終回です。老年看護学の岩﨑幸恵先生が「脳神経、筋肉の働きと病態生理」について講義をしました。
「今からお話する認知症の中核症状はとても重要です。テストにでるかも・・・だから今しっかりと覚えましょう!」と熱弁されていました。
実は、岩﨑先生は1年生の担任です。担任の学生さんたちの前で専門的な内容の授業をするので、いつも以上に気合が入ります。最後の30分間は期末テストです。1年生ははじめての試験なので、さぞかしドキドキしたことでしょう。さて、認知症の中核症状の問題はでたのでしょうか、でなかったのでしょうか。
3時間目は2年生の小児看護学Ⅰの最終回です。まずは福井美苗先生の「悪性新生物、血液・造血器疾患と看護」の後半の内容です。こちらの科目も授業後半の期末テストに、「でるかも・・・いやでないかも」という内容がしっかりと説明されていました。本学の先生方は学習への動機づけがとても上手です。
4時間目は3年生の家族看護学の最終回で北尾美香先生が担当です。
まずは小テストをして、その後に解説をしました。
グループワークでは「 自分の家族が病気やけがをした時の体験についてまとめてみましょう。それぞれの家族成員にどのような影響があったかを考えてみましょう。」というお題をもとに、学生間でプレゼンテーションをして意見交換をしました。
3年生は9月から実習がはじまります。患者さんはもちろんのこと、そのご家族についても看護の対象であると意識しながら看護への理解を深めてもらいたいですね。
実習指導者運営委員会・実習指導者研修会
コロナ禍での臨地実習を振り返り、実習施設側と大学側の双方の実習上の課題を明らかにして今後の対策を協議することを目的として、実習指導者運営委員会と実習指導者研修会を開催しました。
対面とオンラインのハイブリッドでの開催となり、医療施設、訪問看護ステーション、介護・福祉施設、計43施設の68名の皆様にご参加いただきました。
まずは、学部長町浦先生による開会の挨拶の後、臨地実習委員長の本間先生より2020 年度卒業生および2021 年度卒業見込み学生の臨地実習の実績についての報告がありました。
その後、各分野より昨年度の実習実績の総括について報告を行いました。
後半は研修会として、大阪大学キャンパスライフ健康支援センター 准教授の望月直人先生をお招きして、「メンタルヘルス上の課題をもつ看護学生への合理的配慮」についての講義をしていただきました。質疑応答では実習施設の皆様より、新人看護師への対応などについて積極的に質問がありました。
コロナ禍という不安定な要素が多い中ではありますが、非常に有意義な時間を実習施設の皆様と共有することができました。
実習施設の皆様におかれましては、今後とも本学学生をよろしくお願いいたします。
西宮市上甲子園天寿会いきいき体操のサポーターの皆さまにインタビューを行いました
6月23日に、看護学研究科保健師コース1年生の公衆衛生看護学継続支援実習の一環として、西宮市上甲子園天寿会いきいき体操のサポーターの皆さまをお招きし、インタビューを行いました。
最初は緊張気味の学生たちでしたが、サポーターの皆さまの素敵な自己紹介で和やかな雰囲気で開始することができました。
公衆衛生看護学継続実習では、地域の高齢者や乳幼児のいるご家庭を継続して訪問します。訪問を通して、地域での暮らしの様子や、訪問をさせていただく方を取り巻く社会資源などを知り、地域での支援の意義について理解を深めます。
今回は、重要な社会資源である地域の方が自主的に運営するグループ活動の実際を学ぶため、活動内容や工夫点などを伺いました。
2つのグループに分かれて、天寿会いきいき体操についてグループインタビューを行いました。
グループインタビューの後は、個人インタビューを行いました。
インタビューでは、サポーターとして活動する中で、「近所や人とのつながりが強くなった」「いきいき体操に参加する人の増加に伴い、喜びややりがいを感じられるようになった」などのお話を伺うことができました。
サポーターの皆さまが、参加者が楽しく体操に参加できるよう多くの工夫を凝らしていることを学ぶことができました。このような活動により、地域の高齢者のフレイル予防が図られ、健康なまちづくりにつながることがわかりました。
学生に貴重な学びの場を提供してくださった上甲子園天寿会いきいき体操のサポーターの皆さまに感謝申し上げます。
第2・3回オープンキャンパス開催
7月10日(土)、7月11日(日)に看護学部オープンキャンパスを開催しました。
今年度は事前予約制で人数を制限し、7月10日は43名、7月11日は49名の方にお越しいただきました。
はじめに藤田先生より看護学科の説明があり、そのあとそれぞれの実習室での体験や見学を実施しました。
学科説明を行う藤田先生
母性・小児看護学実習室で聴診や抱っこを体験!
基礎看護学実習室の説明を行う清水先生
公衆衛生・在宅・精神看護学実習室では自分の摂取カロリーをチェック
成人・老年看護学実習室では実際に点滴にさわってみました!
在学生との交流コーナーでは入試や大学生活について話がはずみました
次回は、8月9日(月)、10日(火)です。
皆さまのお越しをお待ちしております。
大学院看護学研究科オープンキャンパスを開催いたしました
7月3日に大学院オープンキャンパスを開催いたしました。
今年度は、大学へお越しいただく対面とWEBからの参加のハイブリット方式での実施です。
本日の司会は看護学研究科専攻長の和泉教授。ZOOMでWEB参加の方とつながっています。
町浦研究科長のあいさつの後、德重教授のミニ講義が行われました。
挨拶をする町浦研究科長
德重教授のミニ講義のテーマは「コロナ禍における看護研究のストラテジー」
研究科の概要や入試についての説明の後、教員との個別面談や大学院生との交流が行われました。皆さん熱心に教員に自分が研究したいことを話されていました。
希望する分野の教員との面談
受験希望者の話を熱心に聞く、基礎看護学分野久米教授
特に参加者が多かった公衆衛生看護学分野は、グループ面談(WEB参加あり)で分野紹介のあと個別面談を行いました。
参加者全員に保健師コースについてと分野の研究内容を説明
WEB参加者と個別面談を行う金谷准教授
面談の合間には、院生さんとの交流や院生室、大学の図書館などの案内を行いました。
院生との交流では、院生生活についてぶっちゃけ話を聞くことができました。
大学院へ進学しようかなと思われている方、教員との面談を随時受け付けております。
ぜひご検討ください。
2年生 基礎看護技術演習Ⅲ~注射法~
6月25日,7月2日の基礎看護技術演習Ⅲでは,「薬液準備」「皮下注射」「筋肉注射」の演習を行いました.6月25日は,薬液を注射器に詰める作業・注射の部位確認.7月2日はモデルを使って筋肉注射と皮下注射の実施をしました.
教員によるデモンストレーションを見た後,演習に入りました.
解剖を思いだしてくださいよ!と熱く説明する片山恵先生
みんな真剣に聞いています
中殿筋への筋肉注射をアドバイスする古川亜衣美先生
部位は?角度は?
注射は,患者さんの不安や緊張を伴う看護技術です.患者役への声かけを忘れず,一つひとつの手順を確認しながら安全な注射の実施ができた演習でしたね.