2023年05月

包帯法って難しい・・・!?(基礎看護技術演習Ⅲ)

2023年05月23日

2年生は包帯法の演習を行いました。

一般的には巻軸包帯、三角巾、腹帯などを用いて、創部の保護や骨折部位の固定を行うことを包帯法といいます。包帯法といっても包帯を巻く場所によっても巻き方の方法はさまざまです。学生たちは、この演習で基本的な包帯法の巻き方について学び、看護師役と患者役のペアになりお互いに実施しました。

先ずは、前腕に創傷があると仮定しガーゼで傷の部分の保護を行い、そこから包帯を用いて保護していきます。

写真:螺旋帯で巻いているところです、「幅をそろえて、丁寧に・・・」と学生

写真:折転帯に挑戦しているところです、「先生、難しいです・・・」と学生

包帯で保護した左腕を三角巾を用いて固定していきます。

写真:三角巾で固定できたところです、「先生、見てください!!」と学生

学生たちは2年生になりさまざまな診療補助技術を学んでいます。1つ1つの学びと経験を振り返り、現場に役立つ技術を身につけてくださいね。

老年看護学Ⅱ演習 高齢者交流&高齢者疑似体験

2023年05月23日

4月20日、4月27日に3年生が「老年看護学Ⅱ」の授業で、高齢者交流と高齢者疑似体験の2種類の演習を行いました。

写真①
「高齢者交流」では高齢者との交流を通して、ご協力いただいた高齢者の方の生きてこられた生活の背景や価値観、身体的・精神的・社会的な変化がどのようなものかを理解できるように取り組みました。コミュニケーションの方法についても、事前学習を行ってから演習に臨みました。

写真① 高齢者さんに学生が質問をしています。

写真②
「高齢者疑似体験」では、感覚器の機能低下(白内障、加齢性難聴、手指の細かな動作の低下)について、体験を通して学びました。
白内障の視覚(水晶体が黄色く濁り黄色に見える)が体験できるゴーグル、老人性難聴が体験できるイヤーマフを装着し、高齢者の感覚を体験しました。

写真② ゴーグルとイヤーマフを装着して大豆と小豆を箸でつかんでいます。

高齢者さんとの交流でたくさんのお話を聞くことができました!また、学生にも高齢者さんからたくさんの励ましのお言葉をいただきました!
高齢者疑似体験を通して、高齢者さんを理解するためには重要な体験だったのではないでしょうか。

ご協力していただきました西宮市シルバー人材センターの会員様にお礼を申し上げます。

呼吸を楽にするための援助とは??(基礎看護技術演習Ⅲ)

2023年05月15日

ゴールデンウイークが明け、2年生は久しぶりの演習です。今日は「酸素療法」の演習です。

酸素療法はなんらかの原因により血中の酸素が欠乏した際に、大気中にある酸素濃度より濃い酸素を投与することで呼吸状態を改善する治療法です。事前の講義で学習していますが、実際にどのように扱うのかは初めての経験です。学生たちは演習レポートに目を通しながら、集中して教員の説明に耳を傾けていました。学生たちは写真で示される教員からの問いを考えながら学びを深めていきました。

「酸素療法の目的と適応は何でしたか?」

「瓶の中に滅菌蒸留水を入れるのはなぜでしょうか?」

「鼻腔カニューレ」や「酸素マスク」の特徴についても学習し、実際に学生同士で患者役、看護師役になりながら酸素療法の方法について学びました。さらに、酸素療法を受ける患者の思いや苦痛を想像しながら、看護師としてどのように援助するか考え,学びを深めていました。

「酸素マスクを装着する際には,何に気をつけたらよいと思いますか?」

日々、学ぶことも高度になり難しいこともたくさんありますが、毎日の積み重ねを大事にしていきましょうね。

第59回体育祭が開催されました 

2023年05月15日

第59回体育祭が5月13日(土)・14日(日)に行われました。
今年のテーマは青春 againです。

今年はようやくコロナ前にもどって競技が復活しました!

講堂では、開会式の後に伝統の応援合戦が行われました。

食物栄養学科と食創造学科の合同チームが優勝しました!


かご逃げ玉入れです。逃げる相手チームのかごを狙って玉を入れます。
見事に勝ちました!


看護学科1年生が参加したしっぽとり競技の様子です。
ズボンに挟んだしっぽ(ベルト)を多くとったチームが勝ちになります。
ゲーム開始時には、そろそろと様子をうかがいながらコートの中に進んでいきますが・・。


段々ヒートアップ!素早い動きで相手チームのしっぽを取り合います。


1Aメンバー。楽しくいきましょう!


裸足でゲームに参加した1A担任と1Aのメンバー


まったり観戦している1Bのメンバーと担任


しっぽを守り抜いた1Bチームのメンバー
皆さん、試合後はいい笑顔になっています!

 

 

「祖母との同居…住みやすい住宅ってどんなの?」在宅看護学Ⅱのグループワーク演習

2023年05月08日

3年生在宅看護学Ⅱ演習の授業で「在宅看護学における療養環境の調整」のグループワーク演習を行いました。

高齢の祖母と同居することになった女子大生のあなた、家族にとって住み心地のよい住宅に改修します。

広ーい敷地に改修予算を気にせず、設計してみましょう。

さて、どんな間取りができあがるでしょうか…。

「縁側作る?」「玄関やトイレ、手すりいるよね」

グループで発表し合いましょう。

「なるほど~」「ここは、バリアアリーだね」

素敵なおうちができあがりました。
おばあちゃん、喜びますね。

楽しかった丹嶺学苑研修!

2023年05月08日

1年生の最初のイベント「丹嶺学苑研修」です。
武庫川女子大学では神戸市北区にもキャンパスがあります。
以前は宿泊研修だったのですが、コロナ禍となってからは日帰りの研修をしています。

朝9時に中央キャンパスを出発!


10時に到着しました。あいにくの雨模様。


今年はグループに分かれて写真撮影大会を行いました。まずは写真撮影大会のオリエンテーションです。
最も映える写真を競います。グループで撮影して写真を1枚選んで投稿します。


グループ内で自己紹介をします。はじめて話す学生さんも多く、親しくなります。


丹嶺学苑はとても広いので散策しながら写真スポットを探します


みなさん、楽しそうですね。
みんなで共同作業をしながら、話をして仲良くなれたという感想も多くありました。


昼食はお弁当が出ます。写真を撮り忘れたのですが、おいしかったです!


各グループ1、2分でプレゼンテーションをします。4年間の抱負なども交えながらPRしてくれました。


投票の結果1位となったのはこちらの写真です。おめでとうございます!

あっという間の1日でした。4年間このメンバーでがんばっていきましょう!

口腔内・鼻腔内吸引手技の難しさを実感(基礎看護技術演習Ⅲ)

2023年05月02日

2年生になり1ヶ月が過ぎました。2年生では、看護師として不可欠の安全・安楽を考慮した確実な治療処置技術を身につけるための基礎看護技術演習Ⅲが開始されます。本日は、その演習の1つである「口腔内・鼻腔内吸引」の技術演習についてご紹介します。

口腔内・鼻腔内吸引は患者さんにとって苦痛を伴う援助の一つです。技術を正しく実施するために関連する基礎知識を復習し、なぜそのように行う必要があるのかという根拠づけを大事にしながら演習を行います。

写真:事前課題で提示した学生の解剖図の絵を活用し、教員が吸引時に注意すべきポイントを説明している場面

演習の導入を行ったあと、教員のデモンストレーションを見学します。

写真:教員のデモンストレーションを見学している場面(頭上のモニターでも細かい手技を確認)

初めの手技に少し戸惑い気味ですが、学生たちは教員の説明を聴きながら演習レポートに大事な点をメモしています。

いよいよ実践です。吸引を実施する直前までは学生が患者役を実施し、吸引直前で口腔ケアモデルを利用し吸引を実施します。

写真:「今からお口の中に管を入れて吸引を行いますね」と看護師役の学生が患者役の学生に声かけしている場面

「なぜ、そうするの??」「なぜ、そう考えたの?」と教員からの発問に根拠を考える難しさを実感する一方でわかった時のうれしさも実感しながら学生たちは学びを深めていました。