2024年03月
大学院の修了生さん紹介 修士課程 看護学研究コース:永野 彩乃 さん
武庫川女子大学大学院看護学研究科看護学専攻
2020年度 修士課程(看護学研究コース)修了
修士論文のテーマ「高齢摂食嚥下障害者の退院後の生活における介護者の困り事からみた継続看護の必要性」
看護専門学校を卒業後、看護師として国立循環器病センター(現・国立循環器病研究センター)に就職。
2010年より西宮協立脳神経外科病院看護部勤務。
2017年に摂食嚥下障害看護認定看護師の資格を取得。
2019年に武庫川女子大学大学院看護学研究科 修士課程(老年看護学分野)に入学,2021年3月に修了。
同年4月に愛知医科大学大学院医学研究科博士課程(緩和・支持医療学専攻)に進学し、2024年3月修了。
Q1. なぜ大学院に進学しようと思ったのですか?
摂食嚥下障害看護認定看護師の資格取得後,エビデンスに基づいた実践を心がけているなかで,様々な臨床疑問が浮かんできました.既存のエビデンスでは解決できないことも多く,自分自身でも臨床疑問を研究で明らかにしていきたいと思うようになり,大学院進学を決意しました.
Q2. 武庫川女子大学大学院を選んだ理由は?
まず,希望していた老年看護学分野で公表されていた実績を拝見して,私の研究テーマに関連した研究が多かったため,十分な研究サポートを期待できたことが選択の理由でした.さらに,今までどおり仕事は続けながら学業を両立したかったため,夜間と土曜日に授業を受ける社会人向けのプログラムであることと,自宅と職場の両方から通いやすいことも重要視しました.
Q3. 大学院入試の受験勉強はどのようなことをしましたか?
前年度の入試問題の内容を確認して対策を考えましたが,非常に幅広い内容でしたので,特別な対策を考えることは難しかったです.そのため,週刊医学界新聞の看護号のバックナンバーを読むなど,看護分野での最新の話題や注目されているトピックについて知見を広げました.
Q4. 修士論文ではどのようなことを研究しましたか?
摂食嚥下障害のある高齢入院患者の退院後の生活について,アンケート調査を行ないました.退院後の食事摂取状況,退院前指導が役に立っているか,不足した知識はなかったか,摂食嚥下障害に関連した困り事とどのように対処しているかなどを調査し,摂食嚥下障害高齢者とその家族を対象とした継続看護における課題を明らかにしました.
Q5. どのように仕事と学習・研究を両立させましたか?
看護部長と所属の看護課長に大学院のカリキュラムと講義の日程を説明し,夜勤を減らしてもらうなどシフトに配慮していただきました.1年目は授業も課題も多かったので,正直とてもしんどかったです.自宅では集中が途切れやすいので,休みの日は大学院生室で集中して課題や研究計画に取り組みました.図書館も過ごしやすく,美味しいコーヒーを飲みながら文献や小説を読むのが良い息抜きの時間でした.
Q6. 大学院在学中の思い出を教えてください。
様々なバックグラウンドや経験をもつ同期生達と,臨床や教育,研究等について深く話し合えたことは,非常に大きな学びでした.ランチタイムのおしゃべりもとても楽しかったです.また,選択授業として老年看護だけでなく,成人急性,成人慢性,在宅,食物栄養など多様な講義を履修でき,知識を深めることができました.
Q7. 大学院での学びは、現在の活動にどのように生かされていますか?
論理的思考が鍛えられたことで,臨床での診断推論や看護実践が深まりました.研究を通して文献検索のスキルも向上したため,必要なエビデンスや情報にたどり着きやすくなりました.修士課程で研究の楽しさを実感できたので,研究を続けることができています.
Q8. 大学院進学を考えている方へメッセージをお願いします。
大学院での学習と研究は決して楽ではありませんでした.けれど,仕事だけでは得られない仲間と経験を得ることができます.科学的,論理的思考は研究だけではなく臨床での看護実践を高めてくれます.勇気をだして一歩踏み出してみてください.
今年度5回目のオープンキャンパス★3月23日
3月23日に本年度5回目のオープンキャンパスが開催されました。
雨の中、たくさんの方にお越しいただきました。
成人・老年看護学実習室:インスリン注射の説明を受けている様子
公衆衛生・在宅・精神看護学実習室:カロリーチェックのイベントの様子
基礎看護学実習室:シミュレーター見学の様子
母性・小児看護学実習室:赤ちゃんの心音を聴くイベントの様子
学生スタッフとして参加してくれた在学生のみなさんで記念撮影
在学生が学校生活や看護学実習、アルバイトの両立など様々な質問に答えてくれます。
来年度のオープンキャンパスへ、ぜひ、お越しください。
全員合格おめでとうございます!
本日、14時に看護師国家試験、保健師国家試験の合格発表があり、全員合格しました!
100%合格です。
大学で合格発表を確認した学生さんと記念撮影
くす玉を割ってお祝いしました。
これから看護師として各々の現場で活躍していってください。
とても華やかでした:卒業記念パーティー♪
6期生の卒業記念パーティーを大阪梅田のリッツカールトン大阪で開催しました。
武庫川女子大学の卒業式は制服でしたが、卒業記念パーティーは袴姿でとても華やかでした。
受付でお出迎えをしてくれました
立食形式のおいしいお食事
ビンゴゲームタイム
コスメなどお楽しみのプレゼントが当たりました。おめでとうございます!
卒業生の手作りのスライドショー
コロナで大変な時もありましたが、あっという間の思い出に残る4年間でした
先生方への花束贈呈
幹事をしてくれた卒業生から熱いメッセージをいただきました
担任の早川先生からのお言葉。みんなで無事に卒業できて良かったです
看護学部で卒業記念パーティーを開催したのはコロナ禍のため5年ぶりでした。
卒業生の楽しそうな笑顔、頼もしい姿を見ることができて、本当にうれしかったです。
4月から社会人として、看護師として大きく羽ばたいてください!
みなさんの活躍を教員一同お祈りしています!
学ぶ力を忘れずに、看護職として羽ばたいて・・・
3月19日(火)に武庫川女子大学 看護学部の6期生が卒業式を迎えました。
式典前に★みんな笑顔が素敵
公江記念堂で開催された大学の卒業証書・学位授与式では、看護学部の卒業生の代表が瀬口学長より卒業証書を受け取りました。
代表学生による卒業証書・学位記授与
大学の卒業証書・学位授与式終了後に看護科学館にて看護学部での卒業証書授与会が挙行されました。はじめに、寳田学部長からの式辞があり、その後、学長賞等の表彰授与を行いました。
寳田学部長からの式辞
学長賞の表彰授与
卒業生の担任である早川教授が卒業生の名前を読み上げ、学部長が卒業証書を一人ひとりに渡しました。緊張した面持ちの学生たちですが、卒業証書を手にして嬉しそうな様子が伺えました。
学生一人一人に学部長から卒業証書の授与
早川教授より卒業生に向けた最後の挨拶です。4年間、学生たちを支えてきた担任の思いを込め、看護職の道へ羽ばたく学生たちに最後のエールを送りました。
担任の早川教授からの担任挨拶
その後、和泉学科長が式辞を述べました。母校として、いつでも大学に遊びに来て欲しいという思いをこめ、羽ばたく学生たちに迷ったとき・悩んだとき、いつでも待っているというメッセージが伝えられました。
最後に、各クラスの代表学生よりお礼の言葉が述べられました。
Aクラス代表のお礼の言葉
Bクラス代表のお礼の言葉
4年前、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、対面で行えなかった入学式を経て、人と触れ合うことを大事する看護学をどのように学んでいくのかに大きな不安を抱えていたと思います。しかし、そんな社会の変化の中でchallengeする力を忘れずに、pinchをchanceに変えて過ごしてきた4年間だったのではないでしょうか。この4年間での学びは決して容易いものではなかったと思います。これまでの経験や、そして一緒に学んできた仲間とともに新しい看護の道へ羽ばたいてください♩皆さんのこれからを応援しています。
クラス別での記念写真
基礎看護学実習Ⅰでの学びの発表(1年生)
1年生後期で行われる、基礎看護学実習Ⅰが終了しました。初めての病院実習、初めての患者さまとの対話の機会、初めての看護師へのシャドウイング、初めてのグループカンファレンス・・・、初めてづくしの基礎看護学実習Ⅰで学生はたくさんのことを学んできました。
実習施設の特徴や病棟の特徴をふまえて患者さまが入院されている療養環境や療養生活をどのように捉えたのか、また、看護師のシャドウイングを通して看護師の役割についてどのような学びを得たのかグループメンバーとディスカッションを行いながらお互いの学びを共有していきました。そして、グループでの学びを全体で共有していきました。
グループの発表
4月からは、2年生ですね。この1年間は看護の基本的な知識・技術を学んできましたが、2年生になると看護師としてより実践的な技術を学び、より専門的かつ高度な学習を行っていきます。看護師としての実践能力を高めるためにも1つ1つの経験を大事にしながら、教員も含めみんなで学びを深めていきましょうね♩
教員も次の道へ・・・
3月ももうすぐ終わりです。
看護学部では、今年度ご退職される先生方の送別会を行いました。
数名の先生方が看護教員として、看護師として、新たなキャリアアップのために本学を去られます。これまで学生の成長を近くで支えてこられた先生方が本学を去られることはとても淋しい思いでいっぱいです。
本学での看護教員としての経験は、次世代の看護師育成に大いに活かされると思います。今後の先生方のご活躍を祈念しております。今までありがとうございました。