2018年10月
日本人間工学会・看護人間工学部会 研究発表会
10月27日(土)、看護科学館にて、「日本人間工学会・看護人間工学部会部会 第26回研究発表会」が開催されました。
朝から雨が降っていましたが、受付が始まるころには晴れ間も見えました。
遠方からたくさんの参加者が看護科学館に集まりました。
一般演題のセッションでは活発な意見交換が行われました。
トップバッターで発表をする山口晴美先生
また、特別講演では、阿曽洋子学部長より、
我が看護科学館の色のコンセプトがどうやって決まったのか、
看護における色彩の重要性とは、についてお話がありました。
「色彩と看護」 奥深いお話に皆さん興味深々でした
この研究会は1日開催なのですが、
一般演題3セッション、特別講演、総会、リレー講演と盛りだくさんのメニューでした。
マイクランナーをがんばる4年生。絶妙のタイミングでのマイク出しでした!
「看護人間工学部会」としての研究会開催は今年度で最後となり、
来年からは新学会として新たなスタートを切る予定です。
そのためか、参加者は82人と過去最多レベルの多さでした。
閉会の辞を述べる大会長の德重あつ子先生
德重先生の人間味あふれる温かい研究会となりました。
新学会でも多くの皆様の参加をお待ちしています。
また、いつか再び本学での開催が実現するといいですね。
卒論ゼミ訪問(阿曽研究室)
1期生の実習が全て終わり、
いよいよ卒業演習と国家試験の勉強に本腰を入れる時期が来ました。
今日は阿曽洋子教授の研究室にお邪魔しました。
笑顔でポーズの3名さんです
前半は卒業演習。
阿曽研究室は8月上旬に同級生を被験者として清拭の実験を人工気象室で行いました。
そのデータを分析し、論文にまとめている段階です。
それぞれが準備してきた資料を配布し、ディスカッション
数字、グラフがたくさん並びます
研究は今までの看護の勉強とは雰囲気が違うので、難しく感じているそうです。
でも、「有意差が出るとうれしい!」と、研究者のようなコメントもくれました。
後半は国家試験の勉強会
みんなで同じ問題集を購入し、「今日はここからここまで」と決めて勉強してきます。
そして小テストをもちより、解説担当が解説をし、みんなで知識を深めます。
「ここ、わからへんかってん」「え、どこどこ?」
勉強した内容をどんどん書き込んでいきます
卒業論文の締切、国家試験の受験日、どちらも気になるところですが、
卒業を目指してがんばってください!!
乳幼児の計測や離乳食の演習(大学院保健師コース)
大学院修士課程で看護学研究保健師コースを専攻している学生の演習場面をご紹介します。
保健師が行う家庭訪問では、乳幼児の身体計測をしたり、離乳食に関するアドバイスしたりする場面があります。
今回の演習では、モデル人形(3kg前後)を使って実際に身体計測を行いました。
家庭訪問先で計測する際には、手軽に持ち運びができる体重計や身長計を使うことがあります。
学部の小児看護学の演習でも身体計測はしますが、家庭訪問用の体重計や身長計を使うのは家庭訪問を行う保健師コースだからこそ、ですね。
ばねばかりを使って体重を測ります。
安全・正確に測る方法を身につけます
離乳食については、おかゆの調理や市販のベビーフードの試食をしました。
赤ちゃんのいるご家庭に家庭訪問を行う際には、離乳食の話題になることも多くあります。
離乳食の調理方法やベビーフードの活用方法等をしっかりイメージしながら、
赤ちゃんのお母さんとお話ができるようにしておきたいところです。
たかがおかゆ、されどおかゆ。上手に作るには火加減やタイミングがなかなか難しいですね。
3年生(2期生) の実習が始まりました(^0^)
いよいよ10月1日から、3年生(2期生)の臨地実習(分野別実習)が始まりました。
成人急性期・成人慢性期・老年・精神・小児・母性・在宅の7つの分野の実習を、それぞれ2~3週間行います。
成人看護学・急性期分野の実習は、初日は学内でのオリエンテーションを行いました。
事前学習の確認をしているグループ
患者さんを想定してみんなで関連図の作成をしているグループ
見落としがないように参考書も活用して考えてね
ケア手順の練習をしているグループ
本番さながらに丁寧な声かけができました
はじめての分野別実習でドキドキだと思いますが、各自、実習目標を達成できるようにファイト!であります。
10月7日(日) オープンキャンパス
10月7日(日)、今年度最後のオープンキャンパスを開催しました。
台風の影響により9月30日(日)から延期されましたが、快晴の中、多くの生徒・保護者の皆さまをお迎えすることができました。
心光世津子先生(精神看護学)による看護学科の説明
学生5名が受験や入学後の生活について話しました
公衆衛生・在宅・精神看護学実習室の説明をする
阪上由美先生(在宅看護学)
岩﨑幸恵先生(老年看護学)と高齢者モデル人形(小春さん)
カメラ目線の谷口千夏先生(基礎看護学)
母性・小児看護学実習室
ユニフォーム試着コーナー担当の宗岡千晴先生(在宅看護学)
今年のオープンキャンパスも多くの方にご来場いただきありがとうございました。
10月9日(火)から公募制推薦入試(前期)の願書受付が始まりました。
皆さまのご出願をお待ちしております。
統合看護学実習まとめ・報告会(4年生)
先日、4年生の最後の実習である統合看護学実習のまとめ・報告会が行われました。
看護学部では2年生で基礎看護学実習、3年生後期~4年生前期で様々な専門分野別の実習を行っています。
そして統合看護学実習は、一番最後に行われる実習であり、
簡単に言うと、様々な看護学分野で学んできた知識や技術を統合し、病院や施設等の「組織」の機能を学ぶことで、来年4月からの看護師として働く自分を明確にイメージすることができることを目的に行われます。
つまり『4年間の集大成』なわけです!
グループに分かれてポスターを作成し、発表会を行いました。
そして、4年生全員と看護学部教員が、『最もよく出来た』と感じたポスターに投票し・・・
午後から上位5グループのプレゼンテーションを行いました。
1位は同得点を獲得した2グループが受賞しました。
栄光ある『1位』に輝いた2グループのプレゼン風景
4年間学んだことが統合され今後の自己の看護師像につながる各自の学びや考えが伝わる発表でした。
最後に上位5グループの表彰が行われました。
阿曽洋子学部長より景品が贈呈され、まとめ・報告会全体の講評を頂きました。
徳重あつ子実習委員長より締めのメッセージ
実習お疲れ様でした。
あとは卒業研究と国家試験!!!
4月から看護師として新たな一歩を踏み出せるように、あと半年全力投球で頑張れー!