2023年06月
注射の技術を学んでいます①(基礎看護技術演習Ⅲ)
2年生は期末試験の試験勉強に力を注ぎながら、同時に注射の技術演習が始まりました。
今日は注射に必要な知識・技術として皮下注射、筋肉注射の適切な部位の選択について学びました。注射部位には大きな神経が走行しています。そのため、解剖学をしっかりとおさえなくては患者さんに安全に注射を実施することはできません。片山先生は愛用の骨格モデルを用いて、解剖学的視点で学生が理解しやすいように説明していました。
患者役の学生をモデルに臀部への筋肉注射の安全な部位の選定について説明しています。
臀部モデルを用いて臀部の筋肉注射における神経損傷のリスクについて説明しています。
演習を終えて学生たちは、以下の感想や学びを寄せてくれました。
★「注射法は穿刺部位を誤ってしまうと大きな医療事故に繋がるので、
★「調べるだけではわからないことを実践的に教えていただいたおかげ
★「実際に生徒同士で注射部位を確認することで、
来週は皮下注射、筋肉注射の準備から穿刺までの流れを実践していきますね。自己学習を計画的に行いながら技術を磨いていきましょうね。
今年初めてのオープンキャンパス★6月25日
今年初めてのオープンキャンパスが開催されました。気温も上がる中、たくさんの方にお越しいただきました。
まずは、新田教授による学科説明が行われました。
「360°看護力」について説明している新田教授
看護学部が教育理念として掲げている「360°看護力」についての説明がなされ、参加者の方からは「360°看護がとても魅力的で興味を持った」という感想をいただきました。
続いて、本日は2つの体験イベントと実習衣試着体験、実習室の見学が行われました。基礎実習室で行われたイベントは「バイタルサインの測定を体験してみよう」です。人間の生命兆候であるバイタルサインの観察をシミュレーターを使って観察しました。
学生スタッフと一緒に聴診器でシミュレーターの心音を聴いている高校生
成人・老年看護学実習室で行われたイベントは「高齢者さんの世界を体験してみよう」です。高齢者の疑似体験と昔あそびを通して高齢者さんの世界を体験しました。
学生スタッフの説明を聴き、高齢者体験をされた参加者の方
また、今年度から実習衣試着コーナーが復活しました。ムコジョ看護の学生が演習や実習で着用する実習衣を実際に着用するコーナーです。学生が演習や実習で行うように髪をまとめて実習衣を着用します。淡いピンクの実習衣が可愛いですね。
学生スタッフにきれいに髪をまとめてもらう高校生
この他にも母性・小児看護学実習室では赤ちゃんモデルや子供用の絵本の展示がなされていたり、公衆衛生・在宅・精神看護学実習室では松井講師による実習室の説明がなされていました。
母性・小児看護学実習室
公衆衛生・在宅・精神看護学実習室
本学のオープンキャンパスは在学生が学生スタッフとして参加し、参加者の方とたくさんお話しすることができます。ぜひ、在学生とのおしゃべりも楽しんでください。
次回のオープンキャンパスは7月8日(土)と7月9日(日)です。教員、学生スタッフとも皆様のお越しを心よりお待ちしております♡
就職内定者のメッセージ動画が掲載されました。私の未来が武庫女で見つかる ~看護学科編~
本学HPのキャリア支援のページに、2022年度卒業生、長弘綾香 さんの就職活動を紹介する動画が掲載されました。
https://www.mukogawa-u.ac.jp/career/jobmessage.html
就職活動のスケジュールや、実習と就職活動との両立、第一志望の施設の決定、就職試験に向けた準備など、長弘さんの体験をもとに、看護学生の就職活動の様子が紹介されています。
看護師になる夢に向かって、しっかりと準備を進めていく長弘さんの姿がとても素敵です。
ラビークラブの見学会に参加してきました
ラビークラブとは、武庫川学院の一時預かり保育ルームです。ワーク・ライフ・バランスの実現に向けた取り組みの一環として開設され、認可外保育所の基準に従って男女共同参画推進課が運営されています。教職員のみならず学生や大学院生も利用できます。また、学会・講演会開催時などの一時預かり保育もされています。
大学の近くの木造の家屋をリノベーションして、とても落ち着く空間になっています。
満1歳から12歳までのお子さんが利用できます。
利用時間は平日、土日祝の7:30~21:30となっています(要予約)
詳細はこちらをご覧ください。
https://www.mukogawa-u.ac.jp/~gsankaku/nursing/club.html
かわいい絵本はもちろんのこと、お子さんが安全にすごせるようにテレビ周りのクッションやAEDもあります
縁側と庭もあってとても落ち着きます。
一番人気のおうちです。障子があって懐かしい感じがしますね。
経験豊富なベビーシッターさんに、丁寧に保育をしていただけます。
ラビークラブに来ることを楽しみにしているお子さんがたくさんいらっしゃるそうです。
看護学研究科には、ラビークラブを利用しながら大学院で学んで修了された大学院生さんもいます。
https://info.mukogawa-u.ac.jp/kango/blog/1113
大学院生さんもぜひご活用ください。
「語る・聴く」意味について体験を通して学ぶ
3年生のグループアプローチの授業では、グループダイナミクスについての理解を深め、看護におけるグループアプローチについて学びます。
今回は、様々なグループの体験を通して、「グループで語る・聴く意味」について学びます。
聴く姿勢によって、話し手の気持ちがどのように変化するのか、またグループの人数の変化がその場の雰囲気や一人一人の参加者へどのように影響しているのかを体験を通して学びます。
3人のグループで話し手と聞き手に分かれます。聞き手が目をそらしてみたり、頷いてみたりと聞く姿勢を変えることで、話し手がどのように感じるかを体験します。
次に6人グループ、20人グループ、40人グループと徐々に円を大きくしていき、その雰囲気や話しやすさの違いなどを体験します。
様々なグループを体験し、どのように感じたのかをグループの中で表現することで学びを共有することができました。
血糖自己測定、インスリン自己注射の体験
成人看護学Ⅱ(慢性期)の演習では、糖尿病などの疾患により血糖値を下げる治療が必要となった患者さんの看護について学びました。
まずは、講義を聞いて、疾患・治療、患者さんが実際にご自身で管理している内容について学びます。
では、実際に血糖自己測定、インスリン自己注射を体験してみましょう。
血糖自己測定の様子。
針の穿刺は痛いですよね。患者さんは毎日していますよ。
次は、インスリン自己注射。
腹部モデルを装着して行います。
まずはアルコール綿花で消毒します。
インスリン注射器を腹部に注射したまま、1.2.3.4.5と数えて、
注射器の後ろ白いボタンを押したまま注射器を腹部から抜きます。
実際に、患者さんが生活の中で行っている治療を体験することで、3年生はどのようなことを感じてくれたでしょうか。
9月からの病院実習に向けて、この時期3年生はたくさんの講義・演習を乗り越えなくてはなりません。
大変なこともたくさんありますが、臨地実習でのより深い学びに繋がるよう一緒に頑張りましょう!!
※成人看護学Ⅱ(慢性期)の演習では、この他にもたくさんの患者さんの生活体験を踏まえた演習を行っています。