2016年09月
今年最後のオープンキャンパス
こんにちは、少し肌寒く感じる季節になりましたね。
今日は今年最後となるオープンキャンパスが開催されました。
看護学部では14:10より老年看護学教授の徳重先生より学科説明があり、
その後看護科学館内部の見学をしていただきました。
今回は各実習室で、
・60年後にタイムスリップ!?~高齢者の身体機能を体験しよう~(老年看護学)
・家庭での看護~赤ちゃんからお年寄りまで~(在宅看護学)
の企画を実施し、多くの方々にご参加いただきました。
中央キャンパスにも相談コーナー(教員1名、学生2名)を設置しているのですが、
アンケートで「学生生活」や「受験勉強の仕方」など、
生の声を知りたいという声が多かったので、
今回は看護科学館内にも在校生と気軽に話せるコーナーを設置してみました。
企画も相談コーナーも活気あふれるオープンキャンパスになりました。
ご参加いただいた方々ありがとうございました。
これからはいよいよ受験シーズンに差し掛かってきます。
最も近い日程は、
公募制推薦入試(前期)
日程:11月5(土)・6日(日)
看護学部の受験科目:国語・英語・数学・化学・生物から2科目(ただし国語と英語の2科目は不可)
になります。
詳しくは武庫川女子大学ホームページの入試案内と出題範囲をご確認ください。
次は受験でお会いしましょう(笑)
徳重先生による学科説明
60年後にタイムスリップ!?~高齢者の身体機能を体験しよう~のコーナーの様子
おじいちゃんおばあちゃんって結構たいへん?!
家庭での看護~赤ちゃんからお年寄りまで~の様子
脱臼に注意しながら服を脱がせていきます
在校生との相談コーナー
中央キャンパスでも相談コーナーを設置しています
地域別教育懇談会:本部会場(中央キャンパス)
今日は、地域別教育懇談会が開催されました。
教育懇談会とは在学生の保護者を対象とした懇談会であり、1984年から約30年にわたって続く大学と保護者が連携を深める場となっています。
午前中は公江記念講堂で学長より開会の挨拶、教学局長より教育の現状と取組みについて、人事コンサルタントの石田氏より就職活動について講演がありました。本部会場には1,000名以上の保護者の方々が参加されており、大変にぎわっていました。
午後からは看護学部の学生の保護者が看護科学館に移動され、阿曽学部長の挨拶、学外実習の概要、就職支援の概要、国家試験、担任との個別懇談、施設見学が行われました。
なお、この保護者対象の教育懇談会は毎年8月から9月にかけて全国5会場(西宮、広島、高松、福岡、金沢)で開催されており、遠方から通われている学生の保護者にとっても安心ですね。
老年看護学Ⅰ:高齢者疑似体験の演習
9月ももう少しで終わりですね。武庫川女子大学では後期の授業が始まりました。
今日の授業は、2年生の老年看護学Ⅰ高齢者疑似体験の演習です。
高齢者はどのような感覚であるのかについて、学生が実際に体験します。
ゴーグルを装着して白内障、イヤーマフをつけて老人性難聴などを疑似体験して、箸で小さな食べ物(小豆)を挟んだり、新聞を読んだりします。
普段高齢者がどのような感覚で日常を過ごしているかが分かったでしょうか?
また、高齢者の腰が曲がった姿勢を体験できるシニアポーズを装着し、腰の曲がった状態で杖をつきながら階段の昇り降りやベッドから起き上がることを体験します。
20歳の学生さんには、このような感覚で高齢者が生活していることの想像もつかないと思いますが、他者を理解する上ではとても重要な体験だったのではないでしょうか。
装着方法の説明
小さな食べ物(小豆)を箸で挟む体験
よく見えないためとても難しいです。
白内障になるとこのように視野も狭く、ぼんやりしか見えません
腰が曲がり、前かがみになるとバランスがとてもとりにくいです。
アメリカ分校訪問中・その2
せっかく撮った写真が消滅し、傷心の本間です。今回は町浦先生が撮った写真を添えて、アメリカ分校MFWI訪問記をお届けします。
前回予告した通り、今週から始まった英語の授業を見学させていただきました。Kathy先生のWritingクラスでは私たちもクリッカー(学生参加型授業ツール)を使って行われた文法の「understanding check」に参加。見事全問正解?!
どのクラスもさすが、ESL(第2言語としての英語)教育のプロフェッショナルが揃うMFWI教授陣、受講生のレベルに合わせつつ、学生が楽しく授業に参加できるような進め方をされていました。授業中は日本人同士でも「EO(English Only)」です。
8日夜には歓迎会(Welcome Banquet)が行われました。
Welcome Banquetの式次第
9月から12月までMFWIで学ぶ3つの学科(文学部英語文化学科、同教育学科、短大部英語キャリア・コミュニケーション学科)の学生がそれぞれ、代表による英語のスピーチと全員による歌を披露してくれました。来年の夏は看護学部の学生も立派なスピーチをしてくれるでしょう。
MFWIではJanet教務部長、カリキュラム担当のBrenda先生が看護学部のサマー・プログラムを作成してくださっています。米国研修は2週間ですが、充実したプログラムになるよう、私たちも日本で準備を進めていきます。
Welcome BanquetでJanet教務部長と
アメリカ分校訪問中
来年度から3年生対象の選択科目「国際看護学」と「実践看護英語」が開講されます。
これらの科目を担当する私、本間と町浦先生は今、アメリカ分校のMukogawa Fort Wright Institute (MFWI) に来ています。
MFWIは日本から乗り継ぎ含めて10時間以上の飛行機の旅を経て、ワシントン州の東側に位置しています。日付変更線を通るので、日本を出発した時間よりも前の時間に到着するのは不思議な感覚ですね。
今日は打ち合わせのためにワシントン州立大学看護学部を訪問しました。2週間のMFWI滞在中にワシントン州立大学の教員による講義、SimManを使ったシミュレーション演習、医療施設見学を予定しています。
ワシントン州立大学看護学部の玄関にて
アメリカの学校は9月から新年度が始まります。
近くのブックストアで教科書が売られています。他にも、Tシャツなど大学グッズが買えるので、お土産にいかがでしょうか。
ブックストア
大学グッズも販売しています
緑豊かなMFWIキャンパスではリスが走り回っています。今日は鹿の家族?に遭遇しました。
今月から文学部英語文化学科・教育学科、短期大学部英語キャリア・コミュニケーション学科の学生さんがMFWIで学んでいます。明日は英語の授業を見学する予定です。
実習室物品紹介:成人看護学・急性期分野
今回紹介するのは、成人看護学・急性期分野です。
急性期分野は主に手術を受ける患者さんの看護に関する勉強をします。ベッドで過ごす患者さんの環境を整えるのも看護師の大切な仕事です。寝ている患者さんがベッドで同じ姿勢で居続けることで、どこにどのくらい圧力がかかっているか調べるマットがムコジョにはありますので下の動画で紹介します。
このマットを身体の下に敷き、機械につなげるとかかっている圧力によってパソコン上で色が変わり、どこに圧力がかかりやすいかを数字で客観的に測定することが出来ます。
動画でも紹介したように、身体の向きによってかかる圧力が変わってきます。入院患者さんでは骨が突き出た部分にはベットにふわふわのマットを敷いていても、その部分に褥創(じょくそう:いわゆる「床ずれ」)が出来やすい状態です。そこで、定期的に身体の向きを変える(除圧といいます)ことが大切です。
褥創は一度出来てしまうと治癒するのに時間がかかり、患者さんに負担になるため、看護職としては「出来ないよう」に予防に努めることが重要です。
第15回日本アディクション看護学会学術集会
9月3日(土)、4日(日)の2日間、中央キャンパスで「第15回日本アディクション看護学会学術集会」が開催されました。この学術集会では、本学の看護学部精神看護学分野の寳田穂教授が会長をつとめました。
当日は、台風の影響が危ぶまれたお天気も、見事に晴れとなり、北は北海道から南は九州まで、全国から約300名が参加されました。看護学の研究者や臨床の看護師だけではなく、ソーシャルワーカー、心理士、当事者、ご家族などさまざまな方にお越しいただきました。
看護学部の学生さんも11名がボランティアで参加者の誘導などのお手伝いしてくれました。笑顔でキビキビとした姿に頼もしさも感じました。ありがとうございました。
学生さんたちもボランティアの合間に講演を聴講して「専門用語が難しかったけど面白かった!」とのことでした。さすがです!
なお、「アディクション」とは、アルコール依存、薬物依存、ギャンブル依存、性依存、共依存、ネット依存、ゲーム依存、DV、児童虐待、摂食障害、自傷行為などといったいわゆる嗜癖(しへき:分かっていてもやめられない状態)のことで、こちらの学会ではアディクションにまつわるさまざまな問題に取り組んでいます。
学術集会では、講演やシンポジウム、研究発表などをとおして、臨床の看護師や他職種、看護研究者の交流がはかられます。
大学では学生への教育だけではなく、このようにさまざまな研究活動もしています。大学生の間から学術集会に参加でき、講義では学べないような多くの知識を吸収できるところも武庫女の強みですね。
来年度は第19回日本母性看護学会学術集会(会長:町浦美智子教授)が本学で開催されます。
正門
寳田穂会長の講演
看護医療系7大学合同入試相談会
今日は、大阪梅田スカイビルの会場にて看護医療系7大学合同入試相談会が開催されました。
夏休みも終わり、入試シーズンまであともうすぐです。そのため、高校3年生は入試制度に関する多くの相談がありました。
「どのような勉強をすればよいでしょうか?」という質問もありましたが、同じような質問がある方はぜひオープンキャンパスにお越しください。
9月25日(日)のオープンキャンパスでは、昨年の実際の入試問題と答案用紙を使ってその一部を解いてみる「入試シミュレーション」があります。また、人気予備校講師からの「英語」「国語」の傾向と対策講座もあります。
詳細は下記のURLからどうぞ。
http://www.mukogawa-u.ac.jp/~nyushi/d_t_guide/opencam/open_program06.html
「百聞は一見にしかず」です。さらに勉強のモチベーションを上げるためにも、ぜひ武庫女に来て雰囲気を味わってください!
ユニフォームの展示コーナーもありました。